国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   視野とスキル   ハオハオ

 私は広い視野で物を見るのはよいことだと思う。
 第一の理由は、狭い視野だと自分に関係のあるものしか見えないからだ。遠くまでみわたす広い視野がないと、全体の状況がわからない。全体のバランスがとれなかったり、自分周辺の問題にしか気付けないことになる。小さいころ、目の前のおもちゃに気を取られて、後ろにいる怒った顔の母に気付けなかったのと同じだ。あるいは、給食で、たくさんあるからと、はじめに並んだ子にはたくさんよそい、後ろの方の子には足りなくなったのと同じだ。だから、全体をみわたす大きな視野が必要なのである。
 第二の理由は、広い視野を持つことで可能性が広がるからだ。将来の夢にも、行きたい学校にも、目標に近づくためにも、選べる答えはひとつでも、選択肢は多いほうがいい。ひとつしか「選べない」のとひとつ「選ぶ」のでは、意味が全然違う。スキルのひとつとして数えられる「漢検」は、平成二十年の第一回の個人受験だけで九十万九千二百人近くの人が受検している。さらに、その四十パーセントが十三歳から十五歳、三十二パーセントが十六歳から十八歳であることが日本漢字能力検定により明らかになっている。つまり、それだけ学生が、広い視野を手に入れるために勉強に励んでいるのだ。もちろん、漢検ではなく、部活や、仕事などもあるだろう。
 確かに、広い視野というのは、ルーペや虫眼鏡のように、一部を大きく取り上げることができないため、みわたすことはできても細かいことに気付くことができない。灯台もと暗しということだ。しかし、「今日という日は、明日という日の二日分ある」という名言があるように、物事を大きくとらえないと、可能性が見出せず、バランスを見極めることはできないだろう。私は、いま学校で百人一首をやっているが、すべての札の位地をおおまかにでもつかまないと、札がある場所を見つけるのは難しい。物事を大きくみわたせば、案外世界は楽に生きられるかもしれない。

   講評   kaki

暗唱、本当に頑張っているね。感心します。


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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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