国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   日本に合った生活スタイル   ピプリー

産業革命以来、機会は人びとの生活を豊かにする打ち出の小槌の役目を果たすものだと思われてきた。そうした背景に立ったとき、なによりも頼りになる確かなよりどころは、工学的なものの考え方であったし、またそう信ずるのが当然の成り行きでもあった。考えてみると我々の生活の大部分は、生物的嗜好でよいわるいを判断していることのほうが多い。他に我々は、これまで鉄とガラスとコンクリートで囲まれた空間をつくれば、それが時代の先端を良く文明の象徴だというイメージを持っていた。しかし、実際は冷たい無機質の材料で囲まれた舞台装置のようなインテリアよりも、木や木綿のような素朴な材料で囲まれた泥臭さの中に、何か人間の本質といったものが潜んでいることに気がついたのである。だから私は、整頓された外見より和みのある暖かい環境の方が大事だと思う。
 まず、その理由は第一に、輝きすぎているより、馴染みやすい環境の方が息苦しくないからだ。実際に、体験実例がある。私の家は、コタツは無くて代わりに床暖房や、エアコン・ストーブ等があり、とても便利である。しかし、困る点が少々あるのだ。それは、低温火傷してしまったり、少しガス臭かったりすることである。全体的にはあまり暖かくならないし、一部分しか温めることができない。だから勉強での集中力を付けたい私には、多少嫌悪感を抱く場所となってしまっている。今、洋式風の家が大半なので「コタツ」というものがあまりない。しかし、祖父母の家に行くと、暖かくてぬくもりのあるコタツが私を待っている。上にはみかんと中には猫ではなく、何故か芋が入っている。(笑)テレビがとても大画面で、至近距離にあり、わいわいがやがやと中学校の話やいろんな相談などがコタツの周りで繰り広げられる。そこは、人々にとって安心出来る「場所」となっているのだと考えられた。それ程整理整頓されて輝きを放っているという訳でもないのだが、やはり日本人の心身ともに安らげて、合っているのはごちゃごちゃしている場所であると考えられた。
 また、第二の理由として、整頓された場所であると、気持ちに「安心感」が生まれないということが事実だからだ。データからよると、日本の年間ゴミ排出量は5020万トンで、東京ドーム約135杯分だという。ここから、大量なゴミがあってそれを作るのが、日本人の平常心であると分かってくる。そのため、ゴミがどうしても大量に排出されてしまうのだと考察できる。そこから、日本人が無理をして洋風的生活をしても、ゴミ排出量は減らず、生活スタイルにあまり合わないと考えられた。
 確かに、外見が整頓されていなければいけない場面があり、時と場の都合を考えなければいけない。しかし、「大事なのは健康らしい外見ではなく、健康そのものである。」という名言がある。そのように、自分の心身に本当に合った心地よさを見つけて、余裕と緩やかさをもって生活することが大切だと考えられる。

   講評   yuta

 冷たい空気が身にしみる日もあれば、みょうに暖かい日もある。そんな季節ですね。体調をくずさないように気をつけましょう。
      

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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