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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   好奇心   PINK

私たちは道と偶然の要素を多く含んだ旅に出るとき、何らかの意味で目的をもった自分の意思とは別に、一種のあやしい胸のときめきを感じる。旅に出ると人は誰でも芸術家になり詩人になるといわれるのは、何か特別な能力を手に入れることではなく、むしろ人間がもともと持っている感受性を取り戻し、日常生活の惰性から自己を解き放つことだ。旅では、私たちの好奇心、すなわち知的情熱は突き動かされる。知識よりも自然や物事に向ける強い関心こそがあらゆる文化や学問の原動力となり、知を拓くのである。我々は、もっと好奇心を持っていくべきだ。
そのための方法として第一に、様々な情報や出来事を必ず自分で確かめてみることだ。人から聞いたことを正しいと思い込むのは、単なる思い込みの世界に安住してしまうのと同じで、何の発見も感動も得られない。例えば、いまや当たり前のように私たちの身近に蔓延しているインターネットは、真の情報だけを流している保証は無い。むしろ間違った情報が広まってしまっていることも多いのである。
 第二の方法として、若者が探求する道を閉ざさないことだ。これからの日本社会を担っていくのは若い人々なのであり、彼らの好奇心の芽を摘み取ってしまっては、新たな技術の開拓や発見は成されなくなってしまう。若い人ほど熱い情熱を内に秘めているもので、その情熱は知的情熱として人間の進歩に重要な役割を果たすのだ。
確かに、好奇心旺盛に知識を吸収していくだけでは百科事典のような人間味の無い人になってしまうかもしれない。時には自分の頭で考え、深めることも必要だ。だがしかし、思い込みの世界に浸るのではなく『知りたい』という心を持つようにするべきだ。知識に貪欲である事は、単なる記憶を肥大化させることではなく、頭の中に知的な引き出しを多く用意しておくことなのだ。『自作名言』

   講評   kira

 PINKさん、こんにちは。自分探しの旅に出るというような言葉をよく耳にします。単純にいろいろな場所を訪れて知っていくということの他にも、旅人には探究心や好奇心の強さを感じます。知りたいという熱い情熱を持っていたいですね。
 そのためには、まず納得する人生をやめることでしょう。インターネットは魔法のように私たちを情報の海の中に落としてくれますが、表示される中身をうのみにするだけでわかったつもりになると、自分に蓋をしていることにもなりかねません。
 若者に探求の道を開けることでは、具体例も入るといいね。若い人たちにもっと探求の面白さを実感させなくてはならないでしょう。受け身の常識人になってしまわないうちに。
 先日、ある報道番組で新聞記者であったひとのインタビューに、小さい頃からおまえは飽きっぽいといって大人に叱られていたけれど、じつは好奇心があまりにも旺盛だったのだと気付いて活かしていったという内容がありました。落ち着きのあるいい子になるのも、考えものですね。



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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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