低学年から学力の基礎を作る
幼長、小1、小2、小3の基礎学力をひとつの講座で学ぶ。
読書の習慣、国語算数の勉強、暗唱の学習、創造発表の練習をオンラインで。


昨日1900 今日229 合計38378
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   雑草と花   その

 私の家の前の道は土の道だった。エノコログサの話題で最初仲間意識をもったとなりの家のおばあちゃんは、草むしりでスミレを抜いてしまった。数年たって道路は舗装され雑草は姿を消した。人間はハイキングなどでは「自然がいい」と言うが自分の庭に出てきた雑草には冷たい。
 私には似た話があって、学校でよく雑草抜きをする。
「花は残して雑草は根っこから抜きなさい」
と先生に指示をされ、黙々とやっている中で、私は少しくらい雑草があったっていいんじゃないかと思った。また、見た目に美しい花は残し、花壇のわきに生えている雑草は抜いてしまう、私は理不尽だと思った。
 他にも、最近自然は人間の都合によって壊されて来ている。例えば、森林が伐採されて、砂漠化してきている。また、木は空気中の二酸化炭素を光合成によって、酸素に変える。そんな大切な植物を伐採してしまうのだから、日本の環境も悪くなり、地球の環境も悪くなってしまう。自然はとても大切なものだと思った。サイトで調べてみた所、
「(しぜんはかい)とは、人間によって手を加えられる事がない、あるがままの状態のもの(すなわち自然)に、人間の手を加えて破壊することをいう。人間が直接的に手を加えて破壊すること(森林破壊など)もあれば、人間の活動によって間接的に影響を受けて破壊に至る(大気汚染など)こともある。
「あるがままの自然」に人間の手を介入させること自体が「あるがままの自然」ではないとみなし、人間の手を加えてしまうことそのものを指すこともあるが、いずれにしても人間の都合によって自然が変えられてしまうことには変わりは無い。人間は、周りの環境に手を加えて、自分に都合のよいように変える生物であると言われることがある。少なくとも農耕が始まってからは、ヒトはその生活の場に人工的に空き地を作り、人為的に植物を栽培し、数種の選ばれた動物をその周囲で飼育する、といったことを行ってきた。さらにその周囲の自然環境に対しても、大なり小なり影響を与え、自分たちが住みやすいように改変してきた。里山などもその例である。

しかし、19世紀に入って産業革命(工業化)が先進各国で本格化し大規模な工業が発達すると、原料や廃棄物の量がそれまでとは比較にならないほどに大きくなった。また、20世紀にはいると、機械などの発達によってその作業能力も格段に大きくなった。そのため、それ以前とは比べものにならないほど自然を改変する場合の規模、速度が大きくなった。それによって浮上したのがこの問題である。」と書いてあった。
 人間にとって自然とは、周りを引き立てるための大切なものだと思った。本当の自然保護は、どんな自然でも、残しておく方がいいのではないかと思った。

   講評   kiri



 こんにちは。人間にとって住みよい環境を作ることも大事だけど、人間も自然の一部なのだということをわすれてはいけないね。

<構成> 人間が自分の都合に合わせて、自然に対する考え方を変えてしまっているというのがよくわかる要約ができたね。
<題材> そのちゃんが、学校での草抜きの時に感じたことを書くことができました。きれいな花は残し、雑草は根っこから抜くというのはおかしい気がするね。「●調べた話」は自然破壊について、サイトで調べたことを入れることができました。引用するだけでなく、そこからそのちゃんが感じたことも書いておくといいね。
<表現> 「まるで」を使った表現が今回はなかったのが残念。どこかに一つ、光る表現を入れましょう。
<主題> 最後は、人間と自然との関わり方についてしっかり考えてまとめることができました。人間と自然は共存すべきものだから、自分たちの都合で破壊したり、なくす前に、もっとよく考えたほうがよいね。
 

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)