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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   自然   えぐも

 私の家の前の道は土だった。エノコログサの話題で最初仲間意識を持ったとなりの家のおばちゃあちゃんは、草むしりでスミレを抜いてしまった。数年たって道路は舗装され雑草は姿を消した。人間はハイキングなどでは「自然がいい」と言うが自分の庭に出てきた雑草には冷たい。
 確かに野菜などを育てる時に、大きく成長しているものは残して、小さい葉っぱなどを摘んでしまうという事がある。確かにその野菜を育てる上で大切な事だと思うけれどなんだか納得いかないような気もする。
 つい最近新聞でこんな記事を見た。「少年が家に捕まえて来た虫を持って帰ると、母親が『かわいそうだから逃がしてあげなさい。』と言った。しかし、そのそばで洗われたゴキブリは何も迷わずに殺してしまった。」という記事だ。同じ虫でもこれだけ扱いが違うとゴキブリがかわいそうな気がしてきた。もしかしたら、母親はくぁいそうだからと思ったのではなくて、ただ単に家に虫を入れたくなかったから、かわいそうだという言葉を使い、ゴキブリを殺したのかもしれない。でも実際自分の部屋にゴキブリが現れたら即殺してしまうのが正直なところだ。
 人間にとって自然とは生活していく上でなくてはならない存在だ。けれど自然を物だと考えずに同じ生き物として自然について真剣に考えなければならないと思う。

   講評   sugi

 実例と意見をしっかり書くことができたね。この調子で毎週練習をしていけば、どんどん力がつくよ。
 要約を読むと、読解がきちんとできていることがわかります。「最初仲間意識を持ったとなりの家のおばちゃあちゃんは」という部分は、よく工夫してまとめたね。「エノコログサを大切にしていた」という言葉も追加すると、さらに言いたいことがはっきりします。
 野菜を育てるときの話は、とてもよくわかります。同じ植物なのに、野菜は大事にして、それ以外を「雑草」と呼んで抜いてしまうのは人間の勝手な行動だね。
 新聞記事を入れたのは、いい工夫だね。植物だけでなく、虫も同じような目にあっているわけだね。ゴキブリなら殺して当然というのも、やはり人間の勝手な考えだね。
 まとめの一般化の主題は、しっかりできています。細かいことですが、入力ミスには気をつけましょう。

【1.3週講評】
 要約だけでも提出できたのはよかったです。一文めと二文めの間に、テレビの普及によって読書をする人が減少するかどうかについて、長文から読み取って書き入れておくといいね。そのほかは、テレビ(視聴覚文化)と読書の違いについて説明した部分を、うまく抜き出すことができました。
 もし感想部分を追加するなら、まず自分自身の体験を入れていくといいね。テレビや映画と読書、それぞれのよさを実例を入れながら書き入れていきましょう。この長文の内容に合わせて、読書の良さを実感した体験談などがよさそうだね。
 まとめは「人間にとって読書とは……」という形になります。3月までは、毎週この形(一般化の主題)でまとめる練習をするので、忘れないようにもう一度確認しておきましょう。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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