創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   I LOVE APPLE   なかく

日本人は「すべての食べ物は,見た目に汚いよりはきれいな方が精神衛生にもいい」と言いますが、なぜそんな考え方になってしまったのでしょう?日本人にとってりんごとは元々「病気見舞い」のぜいたく品として知られていました。でも、だんだん日本の医学も進んできて、りんごもだんだん日常的にも食べられるようになりました。しかし日本人の中には長年してきた「習慣」と言うものもあり、いつのまにかこういう考えになってしまったのです。
人間にもそういうことがいえます、例えば私の学校には、1・外見はすごく美形でも、口が悪くて、みんなに嫌われている、まさに「馬子にも衣装」の人と(大げさに言うと…ひどいケド…)2・外見はブサイ…い、いや、ふ・つ・うでも、優しくて、思いやりがあり、みんなのお姉さんみたいで、みんなに好かれている子。どちらがいいでしょうか?
私は2のこが好きです。1のこはいつもいばってばかりでせっかくの美人が台無しです。やはりどんなに外を飾っても中がよくなければいけません。だからりんごも外見だけ気にすると、結果、中身が悪く、まずくなってしまいます。だから人間にとって外見と中身どっちがいいほうがいいかと言うと、やはり中身がよいほうがいいと思います。

   講評   ito

 なかくさん、こんにちは!
 2.3週は感想文、「日本におけるリンゴの栽培のしかた、偏った品種改良の問題点」についての課題でしたね。

 現在では、この文章に書かれているような「味が落ちても見た目が良く、高級なもの」をもてはやす傾向というのはあまり見られなくなっているでしょう。
「味が良く、値段が安い」果物こそが、良いものとして多くの人に買われているはずです。
 しかし、それでも「形がいびつ、色が悪い、キズがついている」……というようなものは、「お店に並ぶ前に捨てられてしまっている」のが実際のところだと言われます。
 栽培の技術もどんどん進歩して、「味も見た目も良い、だから値段がとんでもなく高い」というものもあったりします。
 いずれにせよ、ヨーロッパのような「ただ作り、ただ食べる」という文化が日本にはない……ということは、確かなようですね。

【前の話聞いた話】として、このお話を人に当てはめて「やはり見た目より中身が良い方がよい」という意見を書いてくれました。
 世の中にはよくありがちな、たいへん分かりやすい例を書けていて、良かったです。

 ただ、「馬子にも衣装」という【ことわざの引用】は、ここで使うには少し意味が違うかな……?
 これは「身分・職分が低い人でも、衣装で着飾ればいくらか良く見える」ということわざであり、「外見ばかり綺麗でも、中身までそうではない」というこの作文の中での意味で使うことはあまりないので、注意していきましょう!

 そして、今月の第4週は、「わんぱく宣言」のコンクールに応募する作文に取り組んでいきます。
 いつもの清書のつもりで、テーマである「もしも」を作文の「題名、書き出し、終わり」につけて書いてみましょう。
 ひとまずは、目指すは参加賞。(笑)
 がんばってチャレンジしてください!


↓馬子にも衣装……こういうことではない?↓

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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