創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   ぼくの楽しかった雪の思い出   ダイヤモンド

(題名の工夫)
 「わあー、大雪だ!お庭にも沢山積もっているから、遊ぼう!」
ぼくは弟と叫びました。(書き出しの工夫)二00八年二月十一日のことを今でもよく覚えています。あの日は地面の上に十センチくらいの雪が積もっていました。木の上にもどさっと積もっていて、まるで
「葉っぱで雪を転がして遊べるぞ。楽しいね。」
と木が言っているみたいでした。(たとえ)
 スキー手袋をはめて雪をつかみ、「シャリー」と音をさせながらボールを作りました。(音感じ)ぼくはそのボールで窓あてをしました。家の窓に向かってカーブ球を投げると、窓に当たったスノーボールはくずれたけれども、少しへばりついていました。それを見ていた母も
「キャー!」
と叫んでとても楽しそうでした。
 その数年前、ぼくが三歳のときに参加したYMCA雪遊びキャンプのこともはっきり覚えています。大人の身長と同じくらい、直径二メートルぐらいの大雪だるまを作ったのです。
「この雪だるまの上にぼくが乗ったら、どうなるのだろう?」
三歳のぼくは雪玉乗りをして走る自分を想像していました。(その人らしい会話、いろいろな言った)
 数年前に比べると最近は雪の積もり方が減りました。今年はまだ一度も積もっていません。図鑑で調べると、雪を虫眼鏡でのぞくと六角形の結晶が見えるそうです。今度雪が降ったときには、その結晶をスケッチしよう。そうしたら、きれいだろうなあ。(自分だけが思ったこと)

   講評   hamura

 ひとつの物語を読んでいるようです。雪のじょうけいをはっきりとおもいうかべられるくらいじょうずですし、すてきな気分になれました。 会話や動作が生き生きとしています。数字を入れながら具体的にしっかりと、そしてたとえを入れながら、読み手の想像力を引き出して、ゆたかな文章でえがかれていますね。 「シャリー」というような擬音語がばつぐんです。このような音をたとえることばはどのようにして思いつくのか、こんど教えてください。とても気に入りましたので。 「スノーボールは・・へばりついて・・」の状況描写も、スピード感や雪のかんしょくまで感じられてすぐれていますし、続く「母もキャーと・・」への流れも、様子を表しているだけなのに、ダイヤモンドくんたちの気分がこちらにも伝わって、楽しくなります。 ひとつずつていねいに描写を重ねることで、気持ちやふんいきも伝わっているすばらしい作文だと思います。 3歳の記憶があるのもすごいですね。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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