国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   見た目だけじゃない!   くくれ

 外国を旅してみると分かるが、日本のリンゴほど見栄えがいいものはない。また、そうした外観へのこだわりは、なにもリンゴに始まったことではない。日本の果樹生産の風潮にすらなっている。料理を目でも楽しむことが自然になっている日本人にと
っては仕方ないのかもしれない。しかし、しばしば味よりも「みてくれ」の方が大切にされている。例えば、1981年にカナダから数人の昆虫学者がきたときも、彼らが最も驚いたことは、リンゴがきれいに色づいていたためという。その点、日本のリンゴ栽培技術のほとんどはリンゴをきれいに色づかせるための技術である。しかし、そうやって色付けしたリンゴは確実に味が落ちる。やはりそれは買った消費者が悪いのでもないが、造った生産者が悪いのではない。そういう風潮がそうさせているのだ。
 僕も似たような経験を毎年している。合宿で僕のスキーウエア(とても派手)の見た目でいつも後輩に笑われる。じゃあアンタ、僕より上手くすべれるのかい?それで速けりゃいいんでしょ?。しかも、この間の大会では、リフトの係員にも笑われた。ま、いいけどね。
 なぜ日本人は、見た目ばかり気にするのだろう。本文中の例で行くとヨーロッパのリンゴのように、少々見た目が悪くとも、中身がよければよし、とすることは出来ないのだろうか。確かにある程度の見た目の美しさは有った方が気分がいい。しかし、味を落としてまで見た目のよさにこだわることはないと思う。

   講評   kira

 くくれくん、こんにちは。日本の風潮が外観重視を生んでいるのですね。たしかに、かたちに心が宿るというような考え方が、日本の○○道と呼ばれるようなものにあります。それは、それだけのかたちを成すようになるには、それ相応の内側の鍛錬もされるからということですね。近年、もっと軽薄に上辺だけ注目されるのには抵抗を感じますね。

 スキーウェアの例も、くくれくんが「速けりゃいいんでしょ?。」と独白しているように、実力がともなっていれば全く問題がないですね。
 最後は本末転倒では困ると結論しました。だからどうしていくのか、そこにもふれてみたいね。人間にとって大切なのは中身です。うわべはいくらでも飾ることができても、中身のごまかしはできません。内面を磨いて、自然と良さがにじみだしてくるような人になりたいですね。


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