国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

昨日1900 今日1215 合計39364
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   中身が一番大切   さおりん

 私に祖父母は長野県に住んでいる。長野は青森と並んでリンゴの産地として有名だ。そのため私は祖父母の家に行くとリンゴ畑をたくさん見てきた。また手伝いもたくさんやってきた。作っているリンゴは人の口に入るものだからなのかこれでもかというぐらい丁寧に作業をしている。その例は色つけの段階だ。夏に祖父母の家に行くと毎回この仕事を手伝う。その内容というのは果実の上にある葉っぱを取り除くというものだ。なぜこのようなことをするのかというと、実の上にある葉はリンゴに影を落としてしまい太陽の光がさえぎられてしまう。このためリンゴのメインであるあの真っ赤な色になりにくいのである。これを防止するためにこのことをするのだ。私がこの話を聞いた時「へえ〜」と思った。しかしこの作業がとても大変なのだ。甘く見ては困る。なぜならすべてのリンゴにしなくてはならないからである。リンゴの木1本には約150〜200個がなっている。それが1つの畑に24〜25本ある。また多いところでは100本になるところもあるという。それだけの数をやりこなすのだからとてつもない時間を要す。1日に何時間それを何日も私は一時間ぐらいやっただけで足が棒になってしまい休憩する時にはリンゴを落としてしまうこともしばしばある。私は味さえよければ見た目は別になんでもかまわないというタイプなので、こんなにも大変そうに仕事をしているところを見て、何もそこまでしなくてもいいのではと思うこともある。 お店に売ってあるリンゴを見ていつもあまりにもきれいすぎないかと思う。傷一つなく絵に描いたように真っ赤で逆に「えっ」と言ってしまいそうだ。私の家ではリンゴは外で買うものではなく長野の祖父母の家から送られてくるものとして定着している。家に届くリンゴはお店とは違い少々傷があるが私はその傷こそほのかに自然の香りが漂っているような感じでとてもいいなと思う。また、リンゴの蜜を見て「腐っているの?」という人を聞いたことがあるがその人に対し蜜があるからこそおいしんだ。見た目だけでおいしいのかまずいのかなんて判断しないでほしいと言いたい。その外見の裏にはまたいままでとはまた一味違ったおいしさがあるのだ。それから見た目がきれいなリンゴじゃないと嫌だという人にはリンゴ農家の人が苦労しているからこそ、今自分の目の前にリンゴがありこれから食べることができるんだと言いたい。 人間にとってやはり見た目が大事だと思う時もあるがそうでないときもある。ある程度は見た目を基準にして食べられるとか、食べられないとかを判断してもよいが度をこしたのはいけないと思う。日本人は「花より団子」という言葉を知らないのか、また意味を知らないのか、いくら見た目が悪くてもいいものはとても素晴らしい。それを見つけることができうの奈良その人は真のよい人間といえるのではないだろうか。美意識は大事だがたまには、いや常に中身を見るべきだ。人でも同じことが言える。まずは相手の見た目ではなく一番初めに中のほうを見ようではないか。そういうことができる人に私はなりたい。

   講評   sumomo

 しっかりお清書ができましたね。



毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)