創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

昨日1900 今日296 合計38445
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   緊張って   R&Y

 「バクバクバク」。去年、学校で日光へ行った。そのとき学年全員の前でわたしの班の様子を発表するところがあった。たった1分で終わるようなことも緊張してしまう。わたしの心臓が存在感を強くしている。わたしはよく緊張するほうだ。緊張ってなんだろう。心臓の鼓動が速くなることを言うのだろうか。わたしが考えるには緊張とは、2つあると思う。1つ目は、発表会の時などに失敗したくないと思っている時の緊張と、2つ目は、おばけやしきやジェットコースターに乗る前のような、心のどこかに「期待」という言葉が含まれているがほとんど怖いという緊張があると思う。国語辞典で「緊張」と調べると、「心がゆるみなく張りつめていること。争いが起こりそうな状態であること」と出てくる。わたしが考えた緊張とは違った。わたしの考えた2つの緊張は、若干似ている。果たして、本当の緊張とはなんなのだろう。
 毎年2月末にわたしたちの学校では、「6年生を送る会」という会が開かれる。1,3,5年の半分は劇、2,4,6年は合唱や合奏、5年のもう半分はスタッフを担当する。わたしが3年生のころ、劇で王様役をやりたくて、オーディションを受けたら見事になることができたのだ。練習も衣装合わせも順調に進み、本番を迎えた。本番1日目は、なぜかそんなに緊張せずに舞台に立った。台詞を言っているとき、緊張というよりもたくさんのビデオカメラが赤い光を放ちながら、こちらを向いているのに驚いた。そして2日目。前日緊張しなかったから大丈夫かな?と思っていた。会場に6年生が入場したら、とたんに緊張してきた。出番が近付いてくると心臓が「ドキドキバクバク」、足が「ガクガク」、手も「ブルブル」。全身が小刻みに揺れていた。友達に、
「手に人って3回書いて食べるといいよ。」
と言われ、食べて緊張を和らげていた。舞台に立つとみんなに見られていて、余計に緊張したのを今でも鮮明に覚えている。
 わたしの将来の夢はアナウンサーになることだ。そのために今から努力をしている。小学校最後の運動会の係では、放送係になることができた。放送係は、観客に向かって、放送室でアナウンスをする。顔などは見えず声だけだ。6年生を送る会の時とは違い、予行演習の日から緊張していた。しかし、なぜか手も震えなかったし、声も震えなかった。さらに、心臓の鼓動も速くない。しかし、すごく緊張している。なぜだろう。未だに分からない。しかし、これは緊張していると勝手に自分で思い込んでいただけかもしれない。不思議な緊張の仕方もあるんだなと思った。
 他の辞典で緊張の意味を調べてみた。すると、「好ましくない結果にならないようにするために一瞬たりとも気を抜けない・・・」とあった。わたしの予想もある意味正解だったのかもしれない。強い気持ちを持って物事を進めることは人間にとって緊張感と共に達成感を感じられることだ。これからも様々なことに緊張してレベルアップしたい。

   講評   koni


 丁寧に清書できました。読解問題も頑張ったね。
★3月4日(木)は、進級試験です。

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)