創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   自然保護   ハッピームーミン

私の家の前の道は土の道だった。道には、いろいろな種類の雑草が生えていた。エノコログサやなんとスミレもあった。ある日、外に出たらスミレがなかった。おばあちゃんがほうきとちりとりを持ってたっていたのを思い出した。きっと草むしりをしてくださったのだろう。下水道工事が始まって、ネコジャラシやスギナ、スミレもタチイヌノフグリもそこから姿を消してしまった。ハイキングに行くときは「緑がいっぱいで気持ちいいわね。」と喜ぶ人も、自分の庭に出てきた雑草は血眼で引き抜いてしまう。
 私は幼稚園のときから日光にある高原学校に言っている。日光には、まだまだたくさんの自然が残っている。一年生のときはトンボ取りをしたり川の周りで魚つりをしたり、かえるを捕まえたりして遊んでいた。今でも夜になると、しかの親子が散歩をしていることもある。昼間にきつねにそうぐうしたこともあった。冬は雪だるまを作ったり雪合戦をしたりした。毎年日光を訪れているが、人の力でたおされた木々を見たことがない。東京から近いこの土地に、まだ自然が残っているのは驚きだ。私は、冬休みの宿題で酸性雨について調べた。住宅街にある我が家の庭での実験だったが、三回中、結果はやや酸性雨であった。普段の生活で目に見えるほどはっきり被害は感じられないが、私の住む東京も、酸性雨になるけい向があることを知った。酸性雨によって、特にヨーロッパでは農作物そして土にも被害が出ている。また世界遺産であるギリシャのパルテノン神殿が年々酸性雨に侵食されくずれ落ちている。酸性雨の主な原因は、地球上の二酸化炭素濃度の増加によるものだ。このまま排気ガスと森林ばっ採が続けば地球の運命は危ない。地球温暖化へも加速していく。今こそ、私たちの自覚が大切だ。
 祖母や母が子供のとき、家の庭には、まるで果樹園のようにいろいろな気が合ったらしい。たとえば、桜、柿、いちぢく、さかきやふじの木があったそうだ。祖母たちは果物を食べられたので店で買う必要がなかったらしい。しかし、平成五年ごろにその庭は取り壊されて、家が建ってしまった。このような庭はこわさないほうがよいと思う。もしこのような庭がまだ存在するならば、今度は絶対に守ってほしい。
 人間にとって自然とは人間もその一部分であり、守っていかなくてはならないものだと思う。自然保護区内での野生動物を厳しく監視している、そして周辺住民とその家畜が保護施設に入ることを禁止している。以前にはその中で自由に暮らし、狩をしていた人々が、今では自然を保護するためにそのルールを定めた。ルール違反をした人々を採りしめるレンジャーも、周辺住民から選ばれた人たちだ。自然の保護のために、彼らは、昔からの生活方法を変えた。私たち人間だけのことを考えるのではなく地球全体のことも考えなければこのすばらしい私たちの地球の自然を守れると思う。地球上の生き物すべての自然を守るために私は、紙やプラスチックをリサイクルしてばっ採されていく気の数をなるべく減らしていきたい。また、残った食べ物は生ごみとして簡単に捨てないでコンポストとして再利用したい。これ以上地球温暖化を進めさせないためにも、テレビコマーシャルの「つけっぱなし、あけっぱなし、さしっぱなし….ぱなしは、無しって話です。」のように普段の生活の簡単な心がけで出来ることがたくさんある。エアコン設定温度の調節や自家用車利用の制限など一人ひとりの努力が大切だ。みんなが道ばたの「雑草」でさえも大事に残していけるようなやさしさを持つことが出来たらすばらしいと思う。

   講評   inoko




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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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