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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   自然は人間の命   きちこ

私の家の前の道は都内では珍しく舗装されておらず、道ばたには草が生えていたり、樹木の茂みが家の敷地からはみ出して路上の上に日陰を作ったりしてるような土の道だった。私とエノコログサの話題で最初に仲間意識を持った隣の家のおばあちゃんだが、草毟りで私の家の前に咲いていたスミレを抜いてしまったのである。数年後、下水道工事によって路地は舗装されてネコジャラシやスミレなどが、路地から姿を消してしまったのである。人間は町中での雑草に対する態度が時と場所によって様々なのである。例えばハイキングでは、「自然はいい」という人が、自分の庭に出てきた雑草にはとても冷たい。
 五年生の頃に僕は、一月上旬に秋留野市の山で三泊四日のキャンプに参加した。竹蜻蛉作りや竹の子堀、また班で協力し合ってご飯を作ったりした。このキャンプでまず自然のすばらしさに気付かされた。それは、竹の子堀のことだ。僕はとってもの大きな竹の子を掘り上げた。竹の子が食べられるのは竹という山からの自然の恵みがあるからなのであると気付いた時、
「自然はすごいな」
と、口の中でぼそっとつぶやいた。また川で鮎取りを経験した。川という自然の恵みがあるからこそ鮎取りができるのである。このように自然と四日間ふれあって感じたことは、自然はなくてはならない存在と言うことである。
 最近、国連でCO2 のことについて話し合われている。なぜならCO2 は地球温暖化の原因だからである。つまりCO2 =二酸化炭素の増加によって温室効果となり、よりいっそう地球の温度が上がっていく。さらに温度が上がった場合、二一〇〇年、つまり今から九〇年後には今より7度〜10度ぐらい上昇すると予想されている。つまり一年ごとに約0.1度ずつ地球の温度が上がっていることが分かる。そのため海の水が年々1㎝ずつ増えてきているらしい。さらに十年も二十年も海の水が増え続けてしまったら国自体が海の中に沈んでしまう国もあるらしい。ツバルがそうである。ツバルとは南大平洋、ギるバード諸島南東方の国で面積は26平方キロメートル、人口1万人の国である。そんな国が滅亡してしまうのである。
 また北極の氷が溶けてきて、北極の動物たち(狐や熊)などの住みかが減ってきていると言われている。そしてその中でもシロクマの数が年々減少の傾向にあるらしい。もしこのまま北極の氷がなくなれば二〇五〇年にはシロクマはすべていなくなってしまうだろう。もしこのまま地球温暖化が進んだ場合、地球上に存在する生命はすべて死んでしまうだろう。
 人間にとって自然とは生命上なくてはならない存在である。川や山、海などすべて自然である。しかし人間は昔から自然と共に過ごしてきたにもかかわらず、森林を伐採したり、川にゴミを捨てたりと自然を汚し、自然を破壊しているのである。一度破壊してしまったら、人間と自然との互恵関係は崩れてしまう。そのためにも人間は自然を大切にすることが必要なのである。人間と自然とは昔からかけがえのない仲だったのだから。

   講評   souyo

 一緒に勉強できて楽しかったね。どうぞお元気で!


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