国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   保守をするべきか   はっしー

 どこかへ旅行がしてみたくなる。しかし別にどこという決まったあてがない。そういう時に旅行案内記の類を開けてみると、あるいは海浜、あるいは山海の湖水、あるいは温泉といったように、行くべきところがさまざまありすぎるほどである。しかしもう少し詳しく具体的なことが知りたくなって、今度は温泉専門の案内書を探し出して読んでみる。そうするとまずぼんやりとおおよその見当が付いてくるが、いくら詳細な案内記を丁寧に読んでみたところで、結局ほんとうのところは自分で行ってみなければわかるはずがない。このように、色々なものに書いてあることや既存のことを鵜呑みにせず、会えて自分の手でいろいろと探していくのも大切である。
 そのための第一の方法はまず、言われたこととは違うことをやってみることだ。私も小さい頃は水泳教室に通っていたのだが、帰りはいつも一人で1.5km位の道のりを一人で帰ったものだ。その時私は親に言われているような道ではなく、適当に自転車を走らせ行きたいところに行き、最終的に家に着くように帰ってきていたものだ。その間にはいろいろな発見があったのは言うまでもない。
 第二の方法としては、先人たちの考えを思い切って否定してしまうことだ。私が知っているのは歴史的に見れば15世紀ごろから始まった列強各国の植民地支配ではないだろうか。これらは先人達が気づいてきた倫理観というものを好奇心という一種の欲望によって否定し推し進めてきたものであるのだから。好奇心は猫をも殺すといったところだろうか。しかしこれによりイギリスやスペインなどの一部の列強国は一層力をつけ国家として成長していくことになった。
 確かにこれまでに先人たちが残してくれた知識や倫理観などは当然継承していくべきものもあるのだが「保守は後退はさせないが前進もさせない」(自作名言)という言葉もあるように、思い切って革新を進めるのも一つの手ではある。世の中は先人たちの行ったことなどを尊重する傾向があるが、必ずそれが絶対というわけではないのである。

   講評   jun

 「保守をする」という言い方は不自然なので「保守化する」などとしましょう。
 要約の後、自分の意見を書くときは、「私は……と思う。」など、自分の意見であることがはっきりわかるようにしましょう。
 二つの方法はどちらもよく考えられています。実例も自分らしい実例と歴史実例を挙げることができました。
 結びの段落の自作名言は、内容はよいのですが、「○○○とは、AではなくBである。」という形にあてはめてみましょう。「保守とは、現状を維持するものではなく、前進を阻むものなのだ。」など。

☆3.1週の作文テストのときは、1200字までがんばってください。
                           

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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