低学年から学力の基礎を作る
幼長、小1、小2、小3の基礎学力をひとつの講座で学ぶ。
読書の習慣、国語算数の勉強、暗唱の学習、創造発表の練習をオンラインで。


昨日1059 今日1215 合計44914
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   ヨーロッパにおけるりんごの   みゆあ

 ヨーロッパのお伽話にリンゴが出てくる時代、日本にはリンゴはなかった。この歴史の違いが、今のリンゴのありように違いをもたらした。ヨーロッパでは多彩の用途に分かれ味重視だが、日本では生食用一本で外見重視だ。リンゴだけでなく、それは、果樹生産の一般的風潮になっている。見た目が良いことは、セールスポイントにもなるし、きれいに見えることは否定できない。しかし、味よりも見た目を過剰に重視することは、あまり良い事とは言えない。カナダから来た夫人は、日本の紅葉の美しさに驚いた。しかしそれ以上に、リンゴの栽培法に驚いた。ヨーロッパにない栽培法で、外見を良くするためにいちいち手間暇をかけていたからだ。そのために、味は確実に落ちる。そのような日本の社会は、直す必要がある。
 私は、トルコに来て驚いたことのなかに、果物や野菜のおいしさがある。リンゴも、オレンジも、イチゴも、ナスも、トマトも…全部日本と比べ物にならないくらいおいしい!!そのかわり、異常にでかかったり、形が奇妙だったり、虫がついていたりする。でもどうせ腹に入るものの形なんて関係ないし、虫だって洗えば落ちるし喰ったって害はない。見た目が良いよりは、私は、見た目は良くなくてもおいしいものが食べたいと思う。だから、日本よりトルコの考えのほうが正しいと思う。日本にも、どうせ品種改良をするなら、見た目が良いように改良するのではなく、味のほうを見直してほしいと思う。
 外見よりも中身、というのは食べ物だけでない。すべてのものにも共通する。見た目より機能。それに人間に関して外見よりも性格ということにも当てはまる。私は今、学校に仲の良い人達がいるが、その人達とは性格のタイプが合うから仲が良い。たぶん、いくら外見が良くても、性格がよくない人とは、仲良くなろうと思う人はいないだろう。それに、学校や家などで性格や行動のことは注意されるが、外見のことはきちっとしていればあまり注意されることはない。それはやはり、見た目よりも中身を重視している証拠だと言えるだろう。いろいろなところで中身重視は多いし、大切なことだと思う。外見も大切だけれど、私は、中身重視のほうが大切だと思う。
 人間にとって、外見に惑わされず中身を大切に取ることは、生きていくために必要であり、損をしない正しい選び方だと思う。「花より団子」という諺もあるが、人間、外見よりも中身が必要だと思う。外見はどうでもよいという意味ではないし、外見も大切だと思うが、それよりも最優先するべきものは何か、そういうものを考えて、日本の農家の方に味を優先してもらいたいと思う。だから私はできるだけ、外見に惑わされず中身を最優先に考えて、行動していきたいと思う。

   講評   ogi


 みゆあちゃん、こんにちは。
 見た目より中身が重要であることについて、様々な角度から述べることができましたね。長文の内容にもよくあっています。4週目は清書なので、簡単な講評になってしまいますが、全体的にとてもきれいにまとまっていましたよ。

 次回(3.1週)は進級試験です。あらかじめ書くことをよく考えておいてくださいね。

      

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)