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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   カの力   ビクトリア

 カもハエと同じ、2枚翅の昆虫です。小さな体で短い一生ですから、ヒトの血を吸わないかぎり、まったく目に付かない昆虫ですんだはずです。血を吸うカはメスです。メスは卵を発達させたり、卵を産む時、水の上に浮かべる卵がばらばらにならないように、卵をくっつけるために動物の血液を利用するのです。
 わたしはずっと前から、どうしてカは人間の血を吸うのか疑問に思っていましたが、この文章を読んで、卵をくっつけるために利用することがわかって、すっきりした気持ちになりました。
 夏は、とても蚊がいっぱいいます。家族の中でわたしが一番さされやすいです。
「ブーン・・」
「ああっ、蚊だ!」
ピシッと一発、わたしの足に吸い付いてる蚊をひっぱたきました。そしたら、つぶれた蚊から血がもれているのを見て、自分の血なのに気持ち悪いと思ってしまいました。さされたあとは、とてもかゆくなって、ふくれていきました。去年の夏は、さされたあとが、まるで国の地形のような形をしたものがありました。あんなに小さいのに、大きな力を持ってるのですごいなあ、と感心してしまいます。
 そんなすごい力を持っている蚊は、暗いところで湿気がある場所によくいます。わたしの家のお風呂場にはたくさん蚊が発生したことがあり、わたしは、おふろに入る時は、素手でバシッとたたいたりしました。また、蚊にさされないように、虫よけを窓のそばに置いたり、網戸をはったりしました。でも、無理やり入ってくる蚊もいて、その蚊にさされると、とても長い時間かゆくなるんだ、とテレビ番組で言っていました。あと、さされると、デング熱という病気にかかってしまうおそろしい蚊もいるそうです。わたしは、そんな蚊にはさされたくないなと思いました。
 蚊はわたしたち人間にとって天敵なのかもしれません。なぜかというと、小さいのに、あんなにかゆくさせたり、病気にかかってしまうかもしれないからです。体の大きさなんて関係なく、おそろしいものだな考えました。でも、たまごを産むためには仕方がなく、一生けん命生きているんだなあと感じます。
「生き物と人間の関係は複雑だなあ。」
とわたしは本を読みながらつぶやきました。

   講評   onopi

 第一段落で三文抜き書きをした後、カについて今までの疑問が解けたと書いてくれています。カにしてみれば子孫を残すために必死なのでしょう。しかし、私たちにとっては刺された後のかゆみや病原菌の問題はとても困ったものになります。自分がカに刺された体験を思い出して書いてくれました。刺された跡とかゆみは、カを人間の敵だと思わせてしまいます。だからでしょうか、カを見ると瞬間的にたたいてしまいますね。そんな時、命の尊さを考えている余裕はないです。(笑)最後に自分の考えを書くことができています。動作・情景の結びにある「生き物と人間の関係は複雑だなあ。」という一言はとても重みがありました。
 

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