国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

昨日1875 今日277 合計47841
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   ある書物がよい書物であるか(感)   まいう

□いくら親しい間柄で自分のことを親身に思ってくれる人であっても、自分以外の人は異なる存在であり、100%わかり合えることはできないのである。このように感じているのは相手もまた自分たちと同じなのだと思うべきである。「当易の主題」
□そのためには、相手の立場に対する想像力を持つことである。「複数の方法一」このことに関連して、以前職場でコミュニケーションの難しさを感じたことがあった。予算編成の仕事で、担当している営業事業部の事業部長から来年度の受注・売上の見通しを把握するため、「現場に積上げ見込案件の登録を1/20納期で依頼してほしい。」と言われ現場に見込案件の登録依頼のメールを送信したことがあった。その際、別フロアにいる上司にもメールの写しを送った。しばらくして上司から「なんでこんなに早い納期なの?」と質問のメールが送られてきた。おそらく毎月開催される予算会議対応で現場も私も忙しい時期と重なっているのにあえて時期に納期設定した理由を知りたかったのだろう。私自身も疑問に感じていたが、あえて踏み込んで訊いていなかった。上司からの質問に対して理由を書いたほうがいいとは思いつつも、予算会議の資料作成で非常に忙しかったこともあり、「事業部長の意向で決まりました。」と大幅に内容を省略したメールで回答した。すると上司から、「誰がじゃなく、なぜかを聞いているんだ。日本語勉強したら」とお叱りのメールが送られてきた。「やってしまった。そういうところ俺、抜けてるんだよな。」と後悔と反省をしつつ、事業部長に納期設定を1/20にした理由を確認して、上司に回答したことがある。「体験実例」以前本に相手の立場に立って考え、受け答えし行動することの大切さが書いてあったことを思い出した。「想像力が欠如していた。考えてないな。」と痛感した。
□また、もう一つの方法としては、自分たちだけの狭い世界に安住しないことである。「複数の方法二」例として、日本人の英語力がいまだに低いことだ。私自身も英語ができたらいいなと思いつつも、仕事上必要にせまられないのでできないままになってしまっている。同じような考えの日本人が少なからずいるように思う。会社の中でもいくらかはTOEIC高得点者はいるが、仕事に生かせてないのが実情である。ところがアジアを見渡した場合、多国籍企業のアジア本社はこぞって香港かシンガポールに進出し、東京支社はその支配下にあるのが通常だ。またインドのように欧米から、金融システムの構築を任されることも、医療ツアーが来るわけでもない。すべてとは言わないまでも英語力のなさが原因の一つだ。「長文実例」(出典 「即戦力の磨き方」 大前研一著)
日本人に高い英語力があれば、経済のあり方は大きく違ってくる。国内市場だけで価格競争にしのぎを削って四苦八苦しているビジネスより、ターゲット市場が世界にまで広がればがぜん収益力がアップするであろう。また情報収集力も日本語に翻訳されるのを待たずに世界から有益な情報をダイレクトに収集することが可能になってくる。
□確かに、ある分野を深く究めるということは大切だ。しかし、それが自己満足に陥る理由になってはならない。社会生活を営み生活をしていく中で、自分の考えがいつも正しいわけでないことを身をもって知るべきである。環境や関わった人の価値観により、物事の捉え方は時々刻々と変わっていくものなのだ。「自作名言」だから、相手もまた自分たちと同じなのだと思うべきだということである。「当易の主題」周囲も悩みもすればいろいろ思考しているのである。ただ、外からは見ようとしないと見えてこないのである。「書き出しの結び」

   講評   suman

 まいうさん、こんにちは。要約を削り一部書き改めて、前回よりも完成度の高い清書になりましたね。森リンの語彙得点もそれぞれアップしました。
 森リンの得点でいうと、12月の作品が高得点でしたね。どういう点が違うのか、読み比べてみるのもいいと思います。また、他の生徒さんの作品も、良かったら読んでみて下さいね。
 3.1週は進級試験です。頑張って下さいね。

      


毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)