国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   マフィン作り   クローバー

「ママ〜!すっごいおいしそうなにおいがする!」
先日、バレンタインにマフィンを作った。顔が自然にマフィンに近づいていくほどいいにおいがした。最近はお勉強が忙しくあまりお料理をしないが、小さいころは母とよくいろいろなお料理やお菓子を作っていた。今はバレンタインのときにお菓子を作るぐらいだ。去年はブラウニーを作った。今年は母がパソコンでレシピを調べてくれて、マフィンを作ることになったのだ。
 私の祖父は糖尿病で、あまり甘いものは食べられない。だからなるべく、お砂糖控えめで、でもおいしいマフィンを考えて作った。マフィンは、まず、小麦粉とベーキングパウダーを合わせてふるい、バターを電子レンジ弱でやわらかくし、砂糖を加えて泡だて器で白っぽくなるまで混ぜる。そこによく溶いた卵を少しずつ加えよく混ぜ、また牛乳も加えて混ぜる。ゴムベラに持ち替えて、粉を数回に分けて入れてその都度さっくりと混ぜる。最後にかわいいカップに少しずつ注ぎ分け、オーブンで焼くのだ。
「マフィンはすごく膨らむから、カップの半分弱までいれればいいのよ。」
と母が教えてくれた。1回目は、生地にチョコベビーとキャラメルを混ぜて焼き、早速試食してみた。おいしいけれど少しパサパサしていた。2回目は生地にホットケーキミックスを使い、そこにココアパウダーを混ぜ込んで作った。そのときは、アーモンドダイズしか入れなかった。すると少し物足りなかったが、ココアパウダーとアーモンドダイズの味はおいしかった。3回目はホットケーキミックスにココアパウダーを混ぜ込んだ生地に中にはキャラメルとレーズンとアーモンドダイズを入れて作ってみた。『3度目の正直』でおいしく出来ていますようにと祈るような気持ちで恐る恐る試食してみた。まるでパティシエが作ったケーキのようにおいしかった。もちろんそれを叔父と祖父といとこに送ることにした。ほかに、デバ地下で見つけたハートの形のおせんべいとお手紙を一緒にして送った。次の日さっそくみんなからお礼の電話がきた。みんなに
「ありがとう。おいしかったよ。」
と言われて、うれしくなりほっぺたがあつくなった。
 5年生になって、家庭科の授業が始まり、調理実習をするようになった。2学期にはグループでごはんとお味噌汁を作った。ご飯を炊飯器ではなくおなべで炊くのは初めてだったので、おいしく炊けるか心配だった。先生が、作り方を黒板に書いてくださっていたのでそれを見ながら火加減と時間を気にしていた。でも途中で水がぶくぶくあふれ出てきたので、先生の指示を聞くまもなくあわてて火を弱めた。その後先生が近づいてきたので、ばれないようにもとの火加減に戻した。出来上がりがいっそう心配になった。最後に弱火にし、タイマーで時間をはかったが、
「おいしくできたかな〜。」
とおなべの底をみんなでのぞいたら、底が少しこげているのを発見した。まだ火を消すには少し早かったが、火を消した。そして蒸す時間を多くした。隣のグループがふたを取ったから、私たちもふたをあけてみることにした。
「せーの。」
と声を合わせて、ふたを取った。ふっくらつやつやのごはんが炊けていた。先生から配られたごま塩ふりかけをかけて食べたら、すごくおいしかった。
 自分やみんなで一生懸命作ったご飯はすごくおいしくなることが分かった。「蓼食う虫も好き好き」と言うが、それぞれ好き嫌いがあるけれど、そのみんながおいしいと言ってくれたり、おいしいと感じられてみんなで楽しく何かを食べられたりしてすごくうれしかった。先日の授業で今回の調理実習が発表された。
「3学期のの調理実習はいちご大福で〜す。」
「やった〜。」

   講評   hoemi

《構成》 書き出しと結びを呼応させる工夫がしっかりできていましたね。いいなぁ、いちご大福♪
《題材》 前の話として調理実習の時のことを書けました。ご飯が炊けるまでのドキドキした気持ちが手に取るように伝わってきました。初めてというのはドキドキ緊張するものですね。ふっくらツヤツヤのご飯を目にした時はどんなにか嬉しかったでしょうね♪自分たちが苦心して作ったご飯だけに味も格別だったことでしょう。
《表現》 「まるでパティシエが作ったケーキのよう」とは思わず食べたい!と叫びたくなるようなたとえですね。満足のいくマフィン作りができてよかったですね。また「蓼食う虫も好き好き」ということわざを引用できました。
《主題》 「わかった」を使ってまとめることができましたね。温かくて美味しいお料理を食べるのが当たり前のようになっているけれど、実際に自分で作ってみて初めて料理の楽しさや大変さが分かるというものですね!今度の調理実習は楽しみですね★

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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