国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   初レイアップシュート   ビクトリア

 ダム、ダム、ダム、・・・。
「シュート!」
パスッ・・・。ゴール成功。
 わたしがバスケットボール初心者だったころ、レイアップシュートという走りながらゴール下でシュートすることができませんでした。どのタイミングでシュートをうつべきなのかがむつかしかったからです。
 わたしが、ドリブルやパスなどの基本もできていなかった時、レイアップシュートは一本も入りませんでした。自分ではうまくできたかな、というシュートでもなかなか入りませんでした。いつもリングにぶつかって、「ガンッ」という音しか聞こえませんでした。他のうまい人たちをみると、フォームがきれいでいつもゴールに入れていました。
「わたしも早くみんなに追いつきたい!」
そういう気持ちでいっぱいでした。すると、フッと思いついたのが、お母さんのことでした。お母さんはもともとバスケットをやっていたからです。お母さんにどうしたらシュートがうまく入るか聞いてみようと思いました。
 実際、お母さんに聞いてみました。
「うでは上に上げたほうがいいよ。なるだけゴールに近いほうがいいし。」
「なるほど!」
まるで頭の上の豆電球が光ったように感じました。次のバスケットの練習の日、お母さんに言われたことを思い出してやってみました。そしたら、もうすぐで入りそうになったのです。
「この調子でいっぱい練習してみよう!」
何度も、何度も練習を重ねていくと、パスッ・・・。
「あれ?今、違う音がしたよ。できた?できたー!」
初めてレイアップシュートができたのです。何回も、何回も入れることができました。これで、みんなに一歩近づけたと感じました。わたしの心はしばらくおどっているかのようでした。
 あきらめないで、突然できるようになると、やっぱり気持ちがすっきりします。次は、インサイドアウトというフェイントに挑戦しています。これもあきらめずにがんばりたいです。
「次!インサイドアウト!」
ピッ!体育館にふえが鳴りひびきました。

   講評   onopi

 初めてできたことで書いてくれてようです。バスケットボールをはじめてどれくらいになるのかわかりませんが、はじめたころはレイアップシュートというシュートができなかったのね。それをがんばって練習を重ねることでできるようになったことを書いてくれました。書き出しの工夫も動作・情景の結びもよくできています。はじめたころはできないことに悩んでいたようです。お母さんのアドバイスがヒントになりうまくいくようになったのね。その瞬間のひらめきをたとえをつかって上手に書くことができています。それで一つの目標をクリアですね。最後の段落でその時の気持ちだけでなく、次の目標についても書いてくれました。
     

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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