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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   狂気と冷静   かりる

恐らく「狂気」とは、いま述べたような自覚を持たない人間、あるいはこの自覚を忘れた人間の精神状態のことかもしれません。我々には、皆、少々気違いめいたところがあり、うっかりしていると本物になるのだと、自分に言い聞かせていないと、えらい「狂気」に取りつかれます。またそういうことを知らないでいると、いつのまにか「狂気」の愛人になっているものです。しかし人間というものは「狂気」なしには居られぬものであるらしいのです。我々が正気だとうぬぼれてる生活でも、よく考えてみれば、大小の「狂気」の連続であり、「狂気」なくしては、生活は展開しない事もあるということは、奇妙なことです。人間には狂気が必要だ。
 第一の理由は、狂気と呼ばれるような集中力がなければ物事は達成できないからだ。例えばバンクーバーオリンピックのフュギュアスケートだ。このスポーツは自分の点数が出て最初の人は次の人の点数に負ければ、金はないというとても難しいスポーツだ。しかしその中でも浅田真央はキムヨナの歴代第1位の点数を出された後あれだけの演技ができたのだ。このような素晴らしい演技がプレッシャーに打ち勝ってできるのは、狂気の集中力があるからこそだと思う。結果は第2位で終わったがこれはすごいと思う。特にフュギュアスケートは参加できる種目が他と比べて一回で決まるものだから、選手のその狂気の集中力には驚かされた。他の競技も、あの舞台でなら、どの選手も狂気の集中力であっただろう。
 第二の理由は、平凡な毎日では退屈してしまうからだ。データを見ると、10代の女性がストレス解消法としてカラオケや飲食、長電話などが上位に入っている。一方男性の場合は、カラオケやテレビゲーム、ビデオ観賞が上位に入っている。これは、自分が生きていく中でとても必要なことである。毎日を同じことの繰り返しではどの人間も耐えられない。そこに狂気というものがあるのではないだろうか?文章にも書いてあるように、狂気とは精神も肉体もある歪み方を示すようになるのだ。自分の生活をより楽しくするためには狂気というものが必ず必要になる。例えば中学生は学校に行き、授業をする。その時間は狂気の時間には使えないが、学校が終わり自分の家に帰った時、自分のストレスを解消するためにゲームやったりする。このゲームやっている時間は狂気の時間だと言えるだろう。
 確かに冷静になることも必要だ。しかし行動するためには多くの事を無知にしなければならない。(名言)というように狂気というものは何かを成し遂げるためにも必ず必要なのだ。プロ野球選手も狂気になるような練習をプロになるまでしてきたのだから、プロという夢を成し遂げる事が出来たのだと思う。しかし冷静と狂気をうまく使い分けなければうまくいかないとも思う。やはり冷静でいるというよりも、狂気の集中力の時間が長いほど、成し遂げたいものに近付けるのだと思う。やはり狂気というものは必要だと思う。

   講評   kanera



★シールになっている項目…
【構成・題材・表現・主題】…
<◎体験実例>は,今までの中で一番いいんじゃないかと思う出来です。<●データ実例>のところでも,分量を増やして豊かに書くことができました。小学校の頃とくらべると確実に伸びていますね。<●是非の主題>の二つの文のうち第四段落の方では,「やはり」といいつなぎの言葉を入れることができましたね。

☆シールになっていない項目…
【字数・内容・表記】…
要約では,敬体表記が混ざっています。また,最後の主題の文が唐突に出てきますので,接続詞などでつながりやすくしましょう。その後は,どの文も伝わりやすいいい文です。それから,各段落のバランスがとてもいいですね。視覚的にも読みやすい作文です。パソコン作文で1200字以上をかけたことは,底力がついている証拠です。自信をもっていいです。
ワーイ。(⌒∇⌒。)三(。⌒∇⌒)。ワーイ


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