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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   ぼくが生まれた時の様子とすがた(題名の工夫)   ここた

 ぼくが生まれたばかりの姿は、「みの虫」のように見えました。
 お母さんに聞いてみたところ、おなかから生まれてすぐに、おなかの中と同じ状態にするために、バーシングブランケットという正方形のタオルのようなものでグルグルに包んで温められていたからです。
 その意味は、生まれる前のせまい空間を作って「安心」を与えるためと、生まれたばかりは体温をうばわれやすいので、体温を逃がさないようにするために「バーシングブランケット」を使うのだそうです。
 ぼくが生まれたのは、二千年五月十八日でした。
 ぼくは、生まれるのが一ヶ月早かったので、生まれたときの体重は二千gでした。
 最初は黄だんがひどかったので、三日間紫外線を当てる治りょうをしたそうです。その時の格好が、サングラスにおむつ姿で紫外線に当てられていたので、まるで日光浴をしているみたいだったと、聞きました。
 今回アルバムを見て、初めてぼくのおばあちゃんに顔が似ていることがわかりました。
よくよく見ていたら、お母さんに
「ぜんぜん気づかなかったけど、ここたはおばあちゃんと顔がそっくりだったのね。」
といわれて、自分でもびっくりしました。
 生まれてしばらくした写真では、シッシンがひどくて、火がついたようにまっ赤になっていたことが分かりました。八ヶ月後にはすっかり治って、顔にはほとんどイボや、ひどい害は出なくなったのでとても安心しました。
 ぼくが生まれた五月は、「ハカランダ」という西洋桜がいっせいに咲き、町全体が真紫におおわれる一年の内で一番きれいな時期だと聞きましたが、ぼくはおぼえていないので、もう一度いつか見てみたいと思います。

   講評   sugi

 自分がおぼえていない生まれたときのことを書くためには、取材がとても大切。お母さんにくわしい話を聞いて、それをしっかりと文章にまとめることができたね。とくに感心したのは、そのすがたを見ているかのように説明できたところです。お母さんの話もよかったし、ここた君が作文にまとめる力もすばらしかったね。
 生まれたばかりのここた君は、小さかったし黄だんもあって、たいへんだったのだね。大切に温めてもらって、少しずつ元気が出てきたのだろうね。「みの虫」のようなここた君を見て、お父さんやお母さんはきっとかわいいと思ったのだろうなぁ。その時の気持ちを聞いてみるといいよ。
 アルバムを見て、新しい発見があったね! 写真だからこそわかるということもあるのだね。
 「ハラカンダ」の美しさは、ここた君が生まれたことをお祝いしてくれているようだね。すてきな結びになりました。

 字数がたいへんだったけれど、よくがんばったね。進級テストは合格! おめでとう!!

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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