国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   チャレンジャー   かふた

 まったく新しいすばらしいものをうみだす「創造」の秘密はどこにあるのだろうか。第一に、創造のきっかけがあまりにも小さな、なんでもないようなことだった。第二に、最初のきっかけのあと、ためすのをくりかえした組みあわせや変化の努力があまり大きかった。第三に、実はあまりにも長い時間がかかっているために、最初のこころみと最終の成果との間があまりにへだたっているので、どうやって創造されたのか、本人にもわからなくなり、突然ひらめいたかのように創造がおこったと考えられたり、説明されてしまうのだ。創造がひらめくのは脳からも説明できる。創造は、人間が意味があり、価値があるとおもう新しい組みあわせから、ふたつ以上のいろいろなことがらが同時に脳の中に存在しなくてはならない。脳の働きがつみあげられて、ダ・ヴィンチなどの「創造」をうみだしたのだ。(要約)
私には似た話が2つある。1つ目はだるま回りだ。わたしは3年ぐらいの時出来るようになった。私はそのころ鉄棒にはまっていた。ある日、親友のMと鉄棒をしていると、私の隣にだるま回りをしている人がいた。私たちがじっと見ているといきなり親友のMが私に
「だるま回りやってみない。」
と言ったのだ。私が
「絶対無理だよ!」
と強く反発したらMが
「絶対やる!」
と言ったので、私は
「絶対やらない!」
と言った。するとMは
「やる!」
といい、私は
「やらない!」
といい、その言いあいが続いた。すると、突然Mが
「やるかー!!」
とすごい気合いで言ってきたので、私も
「やるよー!!」
と負けない気合いで言った。そして、2人で
「かまえー!!」
といい、そして、もう1回2人で今度は、
「ヨーイスタート!」
といった。私たちは死に物狂いで殴り合い蹴りあいをした。さすがMの方が強く私は負けてしまった。だから、結局だるま回りを練習することになった。だるま回りははまず勢いをつけて走り、だるま回りをやるときに、反動をつけて、回るものだ。私たちは、最初走ったのは、走ったが、だるま回りをやるときに怖くなり、出来なかった。私はその後、深呼吸をして走った。そして、死に物狂いで、だるま回りをした。最初私は自分でもどうなっているか分からず、周りの音も何も聞こえなかった。…気がつくと、私は回っていた。その後、鉄棒からおりると出来た達成感がわいてきた!言葉では言い表せないほどうれしかった。するとMが
「どうやってするの?」
と聞いてきた。私は
「まず死に物狂いでやる。」
と言った。するとMもできるようになった。(似た話)
2つ目は今日母が体調を崩し、入院した。父は着替えを持って母のところに持って行ったするとパンツが3枚中一枚が私のだったのだ。実際父は、着替えを用意したことがなく、初めて着替えを用意するので、試行錯誤知って、やっと見つけだしたということなのだ。私はギャー、エッチと思った。(似た話)
 父は私でも出来るような失敗をしたので、子どもとみなして、かわいい子には旅をさせよ(ことわざ)だと分かった。(分かったこと)

   講評   taimu

 お母さんのご様子はいかがですか。さくらんぼちゃんはしっかりしているから、おうちのお手伝いをたくさんして、お母さんを助けてあげられるね。早く良くなられるといいですね。

<構成>難しい長文でしたね。大事な文を選んで上手につなぐことができました。

<題材>実例2では、お父さんの失敗談を取り上げることで話題を広げることができました。「父は、着替えを用意したことがなく、初めて着替えを用意するので……」とのことですが、お母さんに安心しておうちのことを任せておけたということですね。着替えの準備やおうちのことなど、慣れないことをするときは失敗がつきものですが(笑)、試行錯誤しながら工夫したり、効率よく動けるようになるのでしょうね。もしかすると今までにない家事の組み合わせを「創造」することができるかもしれませんよ。

<表現>「子どもとみなして『かわいい子には旅をさせよ』」と、ユニークなことわざの使い方ができましたね。さくらんぼちゃんはまるで温かくお父さんのことを見守るお母さんみたい……

<主題>「わかった」というキーワードを用いてまとめることができました。この文は、実例2のなかにおさめたほうが、まとまりがよいでしょう。だるま回りについて説明した実例1は、死に物狂いになるほど夢中で取り組んで「言葉では言い表せないくらいうれしかった」ほどのエピソード。その体験からも得られたことがあったと思うよ(^^)。実例1、実例2、さらに長文の内容もふまえて、どんなことに気づいたり感じたりしたかな。

<例> 失敗は成功するためのひとつのステップであり、チャレンジする精神がなければ何もうみだされないのだとわかった。わたしはこれから〜

●試行錯誤知って→試行錯誤して

            

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