対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
小1から作文力を上達させれば、これからの入試は有利になる。
志望校別の対応ができる受験作文。作文の専科教育で40年の実績。

昨日1284 今日1715 合計33436
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   新しい価値観   ピカチュウ

  
 子供の他社への無関心は、大人に対しては根本的な不信の感情となって現れている。大人と目と目を合わせて話をする子供が少なくなった。語りかけてきても、ちらっと目を合わせると、すぐにまなざしを背けて話している。教師の方も同様の問題を抱えている。子供がまなざしを背けるものだから、教師のほうも微妙にまなざしを背けながら話しかけている。そういう繋がりの中では「出会い」も対話も生まれない。こうしたことが起きている今、これまで気付き上げてきた科学文明の価値観をもう一度見つめ直していく必要がある。
 そのためには自分たちで作った物の価値を見直す事だ。人間が作り出せる物は実用的な物に限られない。小説や詩などは人間にしか作り出せない物である。こういったものの価値を私たちは機械を使って作り出したゲームなどに熱中してしまいつい忘れがちである。しかし、本や小説、詩などにはゲームには与えられない教訓や人間についての情報ではなく知識が濃縮されている。いくら当時性能がよく、面白いとされるゲームも二、三年で新しいものが開発され古い物と入れ替わる。古いゲームは発売当時と比べ価値があまりないものになってしまう。これとひきかえ小説や詩は何百年たっても良い作品は良い作品として後の世に伝えられていく。例えばウィリアムシェイクスピアの作品は彼が生まれてから400年近くたつ今も知らない人はいないほど有名だ。英語の授業で実際に英語版のロミオとジュリエットやヴェニスの商人などを読んだが驚くほどにうまくできている文体やストーリー構成にただ一ページめくるごとに驚いていくばかりであった。こうした今も昔もすばらしいと評価される人間の作り出した物の価値を私たちは再確認しなくてはならない。
 また、学校教育では、ディベートなど人との関わりを重視する授業に力をいれていくべきだ。例えば、日本の保健の授業では授業で扱う課題を教科書プリントの形で授業の前に生徒に渡し、授業では関連するビデオを見たり教科書を読んで答えを書き入れるなどの作業しかしない。しかし、自分がインターナショナルスクールに言っていたときは保健の授業は大体グループにわかれ課題について議論して次の授業考えをまとめて発表というかたちだった。情報よりディベートによって得た自分たちの考えを重視していた。日本の学校も本来行うべきこのようなスタイルで授業をおこなうべきであり、これは時間がなくて習う量を減らす事になってしまってもするべき授業のかたちである。保健に限らずほかの授業においても同じ事が言える。
 たしかに、現代の情報化社会ではどれだけ多くの量の情報をどれだけ早く自分の中でプロセスできるかが重要である。その情報は人が待っていても入ってくる物で自分から求なくても得る事ができる。しかし、人に知識として残る物は自分から探し求め、得た物のみである。 喉から手が出るほどしい知識を増やすためには、喉だけと限らず足なども使いなりふり構わず行動に移していく事が必要だ。つまり、知識を得るにはそれを人や物の価値観を見直し、自分から求めていく必要がある。

   講評   kiri



  こんにちは。今の社会では、インターネットのおかげ(せい)で、人とかかわらなくても生きていけるような仕組みがたくさんできています。買い物も、遊びも。そうなってくると、ますます人とのかかわりが難しいものになり、ストレスにもなってくるのでしょう。

 一つ目の方法は「自分たちで作ったものの価値を見直すこと」としました。人間の作りだしたモノには、科学技術がどれだけ発展しても、作りだせない良さ、価値があるものがあるね。本や詩、小説に目を向けて論じることができました。
 二つ目の方法は「学校教育で人とのかかわりを重視する授業に力を入れて行くこと」としました。授業では、一人でできる作業だけでなく、周りの人とかかわりながらしなければならない作業があるといいね。学校は、頭に知識を詰め込むだけが目的ではないと考えたいね。せっかくの集団生活をうまく利用していけるといいのでしょう。
  自作名言、「喉から手が出るほど…」のことわざの加工、ともに良くできています。自分から働きかけ、求めて行くことが大事なのだね。

                           
★ 他社 → 他者


毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)