創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   努力   サッカー少年

「今日からお別れスポーツ大会だ。みんなで優勝目指してがんばるぞ、えいえいオー」<書き出しの工夫>
二月二十五日、お別れスポーツ大会の幕はきられた。一週間遅れてスタートしたお別れスポーツ大会には、みんなの心がこもっていた大会だった。去年二位だった僕たちはなんとしても優勝したかった。しかしこのせいであんな悲劇が起きることなどまだ誰も知らなかった。
今年のお別れスポーツ大会の競技はAキックベース、ドッジボービーBサッカー、バスケ、だった。ぼくはBのサッカーとバスケに入り競技をした。一回戦六−二二回戦五−一三回戦五−二、三回戦があと一分で終わる時、悲劇は起きた。なんと相手の選手がいきなり後ろに振り返り何も見ずにボールをぼくたちのゴールに投げたのだ。そのおかげでぼくは相手の頭がぼくの鼻に当たり両鼻から血が出てきてしまい、試合に最後までいることができなかった。ただバスケは一回も負けず圧勝だったのでそれはそれでよかった。そして三月四日に第二回(最終日)次の競技はサッカー、ぼくの一番好きな競技だ。これがなかったらつまらないお別れスポーツ大会になってしまうというほど好きだ。一回戦やはり相手は六−二だった。ぼくは少し怪我をしていたのでゴールキーパーをやっていた。だがみんなが点を取ってくれないのでぼくが一人で持っていってゴールを決めてしまった。その一点が勝利の点となり勝利を手にいれた。二回戦相手は五−一、三回戦相手は五−二この時また悲劇が起きてしまった。十センチほど近いのにボールを蹴られてぼくの目に当たってしまった。すると右目がぼやけてしまいほとんど何も見えなかった。すぐに保健室に行ったが試合にでたくてたまらなかったので先生がだめと言ったけれどぼくは無理やり試合に出てわずか十秒で点を決め保健室にもどった。試合が終わってからすぐにみんながかけつけてくれた。ぼくはうれしくて泣いてしまった。まるで危ない事に巻き込まれていてそこからクラスのみんなが助けてくれたかのように。結果は優勝、とてもとてもうれしいお別れスポーツ大会となった。
ぼくがもう一つがんばったことは、運動会のリレーだ。去年最後の運動会があった。リレーが始まった四年生のころからずっとリレー選手に選ばれてきた。去年が最後の運動会で一番良い運動会となった。ぼくは赤組でその中の二チームあるうちのAだった。Aには足の速いK君という子がいてそのことぼくはリーダー的存在になりチームの作戦を考えた。最初に考えた作戦はぼくがアンカーになりその前にK君が走るという作戦だ。しかしその作戦は無駄に終わった・・・だがぼく達はあきらめなかった次は、あしの一番早い五年生を一番にしてぼくとK君は五番と六番に走るという作戦だ。この作戦が成功しぼく達は練習初の一位を勝ち取ったこのままの作戦でいこう。ぼくはK君にそう言った。木村君は
「うん俺もそう思ってた。」
と言ってくれたのでそのままにすることにした。ただ現実はそう甘くはなっかった。次の練習もそのまた次の練習もビリ。練習は無残な結果で幕を閉じた。そして当日ぼく達のリレーは最終競技、前の競技が終わり
「次は五、六年生の紅白リレーです。」
というアナウンスが流れぼく達はトラックへ入場した。向かっている途中に練習の無残な結果が頭を過ぎりため息をついていまった。ぼくは神様に勝てますようにと願った・・・これが苦しいときの神頼みというのだろうか。だか神様に願ったかいがあったのか一番のひとが一位で帰ってきた。白のAがバトンを渡そうとしたら落としてしまい、それにつられ白Bもスピードを落とした。ぼく達のチームは一番のまま僕の番となった。ぼくは何も考えずに走った。走っている途中父と母が大きな声で応援してくれたのでとてもうれしかった。そのまま僕達は一位でゴール見事一位を手に入れたのだ。とてもうれしかった。
人間にとってがんばることは、結果につながるということが分かった。

   講評   nakami

「努力」
いよいよ卒業の日が近くなってきました。進級テストの作文にも「お別れ」「最後の」という言葉が出てきましたが、最後だからこそ一生けん命になるし、む中になるんだね。サッカー少年君が得意とするスポーツの行事で有終の美をかざることができてよかったです。けがをしても試合にでたいという気持ち、すごいなぁと思います。項目もがんばりました。文字数もたくさん書けていて読みごたえがありました。進級テストは合格です。おめでとう!
<構成>書き出しの工夫、結びの工夫をすることができました。
<題材>「お別れスポーツ大会」「最後の運動会のリレー」について思い出して書くことができました。両方の行事においてアクシデントがおこり、読んでいて大変だったんだなぁと思いました。もう大丈夫ですか? 「お別れスポーツ大会」の得点についての書き方が細かくよく説明できています。一度保健室に行ったのに、試合に出たくて飛び出してしまったこと、みんなが心配してきてくれて泣いてしまったこと・・・いい思い出になります。
<表現>「まるで・・みたい」をつかって書くことができました。
<主題>「人間にとってがんばることは、結果につながるということが分かった。」いいことに気がつきました。「いい結果につながる」としてもいいですね。
<表記>常体で書くことができました。


毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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