国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

昨日2255 今日218 合計34194
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   やってはいけないこと   かふた

今までのでき上がった科学の理論とか解説とかにこだわりすぎると、新しい発展が起こらなくなります。古いものにとらわれずに新しい見方をする、あるいは逆転の発想という考え方をしていると、案外面白い発展が起こるのです。皆さんの自由な観察力や、考え方から思いついたことをどんどん科学者や科学界にぶつけると、それは皆さんにとってもたいへん楽しいことですし、科学者にとっても楽しいことになるはずです。そして、そこから、思いがけない科学の進歩も生まれるということになりますと、なんともすばらしいことであるに違いありません。(要約)
私にも似た話がある。母が小さい頃(うさぎ跳び)をされられていたそうだ。誰か悪いことをする人には
「うさぎ跳びで校庭1周してきなさい!」
と。そこで、私はうさぎ跳びについて調べた。うさぎ跳びは膝を深く曲げたままピョンピョン前進するので、足首や膝、股関節にかなりの負荷がかかる。動きも小刻みで筋肉や関節は常に緊張状態、筋収縮によるトレーニング効果もほとんど望めない。膝の半月板損傷、ジャンパー膝、アキレス腱断裂、疲労骨折など、引き起こす障害はかなりの数あるということだ。(似た話)
 最近は赤ちゃんに高い高いをすることもいけないそうである。調べてみると、揺さぶられっ子症候群は、赤ちゃんの頭を強く揺することが原因で起きる。脳に障害が残るほか、死亡する場合もありますということだ。(似た話)
 私は赤ちゃんに高い高いをするのはいけないということを知り、驚いた。今でも普通に安全にやってると思ったからだ。でも、これを知り、もし将来子どもを育てるときは、どういう対処をしたらいいか分かったし、新しいブドウ酒は新しい皮袋に(ことわざ)だとも分かった。(分かったこと)                                                                      

   講評   taimu

 こんにちは。5年生最後の課題でしたね。難しい長文が続いていますが、60分で書き上げるとはたいしたものです!

<構成>後半部分の筆者の主張したいことをしっかりおさえた上手な要約です。「……だ」「……である」のように常体にしておくと完璧。

<題材>科学にかぎらず、各方面で研究がすすみ新しい学説がでるとそれまでの「常識」というものが通用しなくなってしまうのですね。そんな似た話をとりあげることができました。<うさぎ跳び>や<高い高い>は、先生が子供のころは日常茶飯事におこなわれていたことなんだけどな(そんなに大昔ではないのですが)。さくらんぼんちゃんは、これらがなぜ避けられるようになったのか、今の学説の裏付けとなる理由を調べたのですね。説得力があるなぁ。先生のようなちょっと昔の人間も、このような理由をあげられると新しい考えを素直に受けとめることができそうです。

<表現>「新しいブドウ酒は新しい皮袋に」よくみつけたね(^^)。新しい考えや物事は、古い形式によらず、新しい形式で表現することが大事だということだね。

<主題>今の常識とされることが、この先また新しい学説がでてタブーとされる可能性もあるけれど、それまでの考えに固執することなく柔軟に受け入れていくことが大事だね。さくらんぼちゃんなら、新しいことも十分うけいれることができそうだね(^^)。

●目標字数の1000字にのばしておくと、森リンの点数がもう少しUPすると思うよ。

        

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)