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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   自然   BOY

昔はけりとばした石のゆくえのまにまに、よろけながら歩いたりしながらにぎやかに子供は道を歩いた。道にはしゃれた石や、虫の死骸、鳥の羽などいろいろな物があった。しかし、舗装された道にはそんな、手にとりたいようなものはなにもないのだ。だけれども、舗装された道も場合によっては大切である。ほこりをあびせられる家などは気の毒で見ていられない。だが、道が一番道らしいのは、人間の暮らしをあたたかに支え、いろいろなものを発見することのできるふみしめられた道である。
僕は昔よく自然が多い場所で遊んでいた。僕の家の近くには10分の9以上人間の手が加えられていず、ほとんど自然のままの公園がある。僕は今でもその公園で友達とへとへとになるまで、走りまわって遊んでいる。とにかく自然がたくさんあるので、木と木が入り組んでいる中にちょっと空いている部分などがよくある。そこを僕は秘密基地として使って遊んでいたりもする。こんなことができるのはやっぱり自然のおかげだと思う。しかし、これが舗装されてしまうとこんな事はきっとできないだろう。このような自然の力があるから人間は生きていけるのだと僕は思う。
しかし、舗装する事がまったくもってダメというわけではない。舗装したほうが、衛生面ではとてもよくなるし、人間も生活がしやすくなる。それに雨などが降って歩きにくくなる土と違って、靴もよごれなく、洗う手間がはぶける。だからといって、
「水清ければ魚すまず」
というように自然を0にしてしまうのもだめだ。5:5ぐらいの割合でどちらもおなじくらい残した方が、みんなが快適に暮らせるはずだ。
人間にとって舗装された道と自然とは、どちらも人が生きていく中でとても大切だ。なぜならどちらも神様からあたえられた舗装された道には便利さがあるが、自然には気持をおちつかせる力がある。というような役割があるからだ。

   講評   takeko

 文章表現がきれいで、要約の部分の文体とうまくつながっていますね! 
「要約」よくできました! インターネット作文の場合、この要約の文の最後に「要約」と自分で書きこんでね。
「前の話聞いた話」中心になる話、「友達とへとへとになるまで、走りまわって遊んでいる」「木と木が入り組んでいる中にちょっと空いている部分などがよくある」が様子がよく表されたいい文です。そのあと、反対の立場からの考えが書けたのもいいところ。「衛生面ではとてもよくなるし」というのは、最も大きないい理由ですね。これには「土の道」派もうなづかざるをえないでしょう。ここは課題としては少し弱いので、「これは聞いた話だが、昔は水たまりなどにボウフラが発生したり、汚水で健康に悪かったそうだ」などと入れるといいですよ。
「ことわざ」もぴったり!「一般化の主題」も両方の立場を考えていいですね。「神様からあたえられた」は、最後の「役割があるからだ」の前に入れてくださいね。そうしないと、「舗装された道が神さまから与えられたもの」というような意味にもとれてしまいますから。これらの課題も、書けたと思った文のあとにかっこして、「題材」「表現」「主題」と課題の名前を入れてくださいね。シールのかわりなんですよ。



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