創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   a   かりる

 日本人が、淡泊であるかわりに持続力に欠けていると言われるのも、生活感覚に左右されているところがすくなくないのであるまいか。うるさいことは嫌いだという。ごてごてしているのはおもしろくないと感じる。のけもの扱い扱いされるのは誰しも好むことではないから、お互いに以心伝心の術に長ずるようになる。道筋を飛ばして結論を出す。結論を相手の想像に委ねて、さりげない話でお茶をにごす。ありのままをくどくどのべるのは興ざめだとされている。そういう淡泊好みの通人たちが考えだした詩型和歌であり俳句であって、短いことでは世界に類がすくない。理屈ではなく直感に訴えようとする日本的なコミュニケーションノ取り方はよくないと思う。
 その理由は第一に、相手の言いたいことを読み取ろうとすることで思いやりの心が育つからだ。学校ではよく気を使った発言が飛び回る。例えばある人が授業中とてもうるさいが、その人とはとても気が強く、なかなかいいだせない。それで結局遠回しな言い方になってしまう。しかし私は海外のひとたちの言い方のほうがよいと思う。なぜかというと自分のおもったことを素直に物事を言うからだ。私は物事を素直に言ったほうが、相手にもわかりやすいし、逆に遠回しな言い方をすると相手にうまく伝わらずそこでまた、騒ぎが熾きてしまうかもしれないからだ。
 第二の理由は短い言葉から想像を広げることで感受性が豊かになるとは限らないからだ。データでみると人間関係による意識調査で夫婦、親子間で本音を話し合っているか、でははいと答えたひとが78%と圧倒的に多い。一方で携帯、電子メールで気持ちを伝えやすいか、ではいいえと答えた人のほうが多い。やはり短い文章や言葉だけではなかなか伝えきれないものがありのではないか。
 確かに物事を理屈で考えることは必要だ。しかし辞書のような人間になるのではなく辞書をうまく使えるような人間になることが目的であるという名言のように短い言葉を効果的に使うのも必要だと思う。

   講評   kanera

★シールになっている項目♪
【構成・題材・表現・主題】…
要約のあとの主題の文(是非の主題)では,なにか接続詞などツナギになる言葉を一言入れてみましょう。今のままだと,唐突(とうとつ)な感じがしないかな? ひととおり項目がクリアできていますね。4月からまた新しい項目に変わります。今学期のパターンをいつ何時でもサッと使えるように覚えておきましょう。

☆シールになっていない項目♪
【字数・内容・表記】…
パソコン作文で800字をこえていたらなかなかです。
「思う」や「分かる」などは漢字変換をしていきましょう。
題名が「a」になってるよ!?
一瞬,前衛的な小説かと思うた(笑)


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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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