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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   甘く見ていると・・・。   かひれ

 寿命は、ヒトを平均六十五年とすると、イエバエはわずか二週間です。ハエが短い間にたくさんたまごを産むことには大きな意味があります。ヒトの運動範囲はハエよりもせまいでしょう。
 私がこの話を読んでびっくりしたことは、人間の自分より小さいハエの方が運動範囲が広いことです。
 私にも似た話があります。これは私が小学二年のころの話です。生活科の授業で、自分が赤ちゃんだったころのことを勉強したとき、先生が、
 「今から順番によびますので、名前をよばれた人から一列にならんで下さい。まず男子、○○君。」
 「はい。」と弟が元気のない声を出したので、思わず「ぷっ。」とふき出してしまいました。列の後ろの方には、成績のいい子たちが何人もならんでいたので、私はてっきりテストの点の悪かった順にならんでいるのか、と思いました。このならび順が授業に関係するとは知らずに。
 男子が全員ならび終わった時、とつぜん先生が、
 「えー、今のならびは、みんなが生まれたときの大きさを比べたものです。」
といい、私はびっくりしました。しかし、そのころの私は少々ナルシスト気味でしたので、とうぜん自分は後ろの方だろうと思っていました。
 「それでは女子もやってみましょう。」
先生がよび始めようとした時、私は少しきんちょうしました。心の中で「まさか、いやそんなわけ、でも・・・。」とあせり始めました。その時、
 「○○さん、その次はKさん。」
そのまさか、でした。しかも後ろが現在背の順で一番前のSちゃん。私はかなりショックを受けました。(わすれていました。私と弟は双子なので、二人とも小さく生まれた、ということを。)その時周りにいた人には、まるでマンガのワンシーンみたいだった、と言われました。
 このような経験上、私は一つ思ったことがあります。イエバエのように人間にきらわれる小さなものにも、必ず一つはすぐれたことがある、ということです。

   講評   ouma

 エリザベスさん、こんにちは。
 ついに桜が咲き始めたと思ったら寒い雨が続いていますね。桜が寒そうでかわいそうです。先生は、早く雨が止んでお花見ができるのを心待ちにしすぎて、お花見弁当の中身を早くも決めてしまいました。
 今回は感想文でしたね。あんまり得意じゃないと言っていたけれど、今回はとても楽しく書けているようで、安心しました。

 最初に、三文抜き書きをきちんとまとめられましたね。
 「心の中で『まさか、いやそんなわけ、でも・・・。』とあせり始めました。」のところは、「〜と言いました」ではない書き方で表せていて、すごくいい文です。
 「〜まるでマンガのワンシーンみたいだった〜」のところは、面白いたとえを上手に使えています。
 最後に思ったことをまとめられました。でも少しわかりにくいので、電話でどういうことか聞かせてください。
*「・・・」と書いているところですが、正しくは「……」です。三点リーダと言います。手書きのときは、一マスに三個点を打ったものを二つです。パソコンのときは、「てん」と入力すると出てくるので、それを二つ分です。(このような新しい表記ルールは知らなくて当然ですから気にしなくていいですよ。)

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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