国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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自然の仕組みってすごい!! ピッピ
生物の世界では、どんな姿の死体でも必ず他の動植物の役に立っています。
私がこの話を読んで一番驚いたのは、二百〜三百いた子どものうちの多くは死に、その死んだ子どもはどんな姿でも、必ず他の動植物の役に立っているということです。
私も前、ある動物が他の動物の役に立っているところを見たことがあります。それは、おととしぐらいの春のことだったと思います。道に黒い物体がたくさん動いています。何かと思って目を大きくあけて、のぞきこみました。カマキリの死がいでした。カマキリの死がいのまわりにはアリが山のように群がっていました。私には、そのアリが見えたのです。アリはどうしようかと迷っているようでした。生きている時なら、カマキリの方が強いはずなのに、死んでしまうとアリの方が強いのです。つまり、死んでしまうと自分より強いものの役にも、弱いものの役にも立てるのです。自然の仕組みはどの面から見ても本当にすごいなあと感心しました。
もしも私がイエバエだったら、死にそうな仲間や殺されそうな仲間のところへスーパーマンのようにいつ、どこにいても助けてあげたいです。なぜなら、「一寸の虫にも五分の魂」というように、ハエでもちゃんと自然の一部として生きていて命があるのだよと殺す人や動物などに教えてあげたいからです。虫は生きる力のあるもの以外、必ず死にます。しかし、生きる力の強さが違っていても同じ重さの命があるのです。「命を絶つ」ということは「しょうがない」ことではないと思います。どんな命も守らなければいけないし、尊ばなければいけないのです。この二つのことを知ってもらうために、私は仲間たちを守り、飛んでいくのです。
虫たちは、食べていくことも、食べられてしまうかどうかも全てきびしい自然に任せ、左右されます。それに比べて私たちのような暮らしをしている人を基準にすると、食べていけて、食べられることのないのに死んでしまうということはありません。私は恵まれているのです。しかし、私たちは虫たちのように自然淘汰の中では生きていけないということにもつながります。だからこそ、私は虫たちから自然の仕組みのすごさを学んでいきたいのです。そしてこれからは、自然の仕組みだけでなく、他の色々なことを学んでいきたいです。
講評 onopi
自然界の仕組みについて深く考えることができていると思います。がんばりましたね。
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