創造と発表の新しい学力
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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ぼくの誕生 かぬけ
「おぎゃ、おぎゃ。」
とぼくが産まれてそうそうさけびました。平成十二年一月二十四日午後九時にK病院で、お父さんとお母さんとおばあちゃんに見守られながら、ぼくが産まれました。お父さんとお母さんがぼくが産まれる前一番気になっていたことは、一カ月に一回のけんしんでした。けんしんではぼくがちゃんと育っているかということが心配だったそうです。無事に育っていなかったということはなく、順調だったそうです。
産道といってお母さんのおなかの中にある赤ちゃんが産まれるときに通る道を、ふつうは息をゆっくりとしながら出てくるのに、ぼくがたん生したときはお母さんのおなかの具合で早く出てしまってこきゅうが早くなってしいました。こきゅうが早いなんて、まるでダッシュを全力でしたときのようです。だからぼくはからだの小さい子やこきゅうの早い子が入る保育器で、一週間すごしていました。保育器に入って何日目かにぼくは、保育器の中にウンコをしました。保育器の中はウンチまみれになりました。係の人は、笑いながらウンチをとってくれました。その手はウンチまみれだったそうです。多分お母さんは
「すいません。すいません。」
とはずかしそうにあやまったことでしょう。そのときのお母さんの顔を見てみたいなぁとぼくは思いました。
ぼくのお母さんは、ぼくが産まれたときいつも同じ歌を聞いていたそうです。だからその歌はぼくの歌ということになっています。ぼくの歌だけではなく、妹の歌もあります。ぼくは、妹の歌の方が好きです。なぜかというと、お母さんはぼくの曲を聞きながらさびしいなぁと思っていたからです。理由は、K病院は母子同室ですが、ぼくが保育器の中にいたから、会えるときはおっぱいをあげに行く時間ぐらいだったからです。そのときに病院で流れていた曲がぼくの歌だったのです。
ぼくは、みんなに見守られながら産まれた大切な子なんだなぁと心の中で思いました。赤ちゃんのとき遊んでいたおもちゃは、今も物置にしいんとわすれられたかのように置かれています。
講評 komiko
かぬけくん、「作文の日コンクール」の作文を入力できましたね。生まれたばかりのりょうたろうくんの様子がとてもよく伝わってくる作文になりましたね。よくがんばりました!
それとご報告が遅くなりましたが、「清書コンクール」の結果で一月の「楽しいゲームがいっぱいだ」が九位、二月の「生き物観さつ」が五位になりました! とてもほこらしくうれしい結果に私もドキドキしています。入選おめでとうございました!
次に電話する四月二日(金)には、新しい課題が始まります。課題は、「さようなら○○さん(○○先生)」「いたずらをしたこと」です。どちらか書きやすい方で書くことを見つけておいて下さい。そして四月の暗唱長文は、1.2.3の三百字の暗唱にチャレンジしてくださいね。
では、楽しい春休みをお過ごしください!
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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