創造と発表の新しい学力
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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ハプニング続出!?調理実習 はるりん
「うーん。いいにおい。もう開けちゃおうかなあ。」
「あっ、だめだって。」
私は、友達の腕を引っ張った。
私は調理実習で、ご飯とみそ汁を作ったことがある。その時の調理実習は、とても楽しかった。みそ汁には、油あげとサツマイモとワカメと白菜を入れた。
「あーもう。それ、切り方がちがうってば。」
「白菜は、しん取んなきゃだめなの。」
「ワカメ、そんなに入れちゃだめだって。増えるんだよ。」
男の子は、本当に知らないみたいだ。特に大変だったのは、サツマイモ事件だった。男の子が一本持って来て言ったサツマイモを二本持ってきてしまったのだ。
「一本しか、皮むかないでよ。」
と、皮むきの人に言ったのに・・・。他の野菜の準備をし終わって、流し場を見ると、サツマイモの皮がやけに多い。まさか、と思ってボウルをのぞくと、
「あ〜。何やってんの〜。」
予感的中、紫の着物から黄色の着物へと着替えたサツマイモが泳いでいた。
「もう、どうするの〜。ただでさえ具が多いのに。」
私がため息をついていると、同じ班の女の子が、
「サツマイモご飯にしちゃえば?お塩を最後にふると、すごくおいしいよ。」
と、教えてくれた。まるで、救世主のようだった。それに、他の班ではサツマイモが足りなくなったらしく、おすそ分けもした。結局、すごくおいしいご飯になった。
今週の木曜日、団らん会というのをすることになっている。一班一つずつ、おかしと飲み物を準備する。私の班では、オレンジジュースとたこ焼きを作ることになっている。大阪出身の人が二人もいるので、作ることになった。
「いいじゃん、いいじゃん。」
みんなのりのりで準備をしていた。私は、プレートとチーズと油と紅しょうがを持っていく役だ。でも、残念だったことが一つあった。
「タコは生モノだし禁止だね。」
先生にタコを禁止されてしまった。だから、タコの代わりにこんにゃくと竹輪とウインナーにした。おいしいかどうかは、わからない。
料理をしている時はすごく色々なハプニングが起こる。でも、そのハプニングから色々な事が学べることが分かった。私にとって料理というものは、楽しませてくれる、大切なものだと思う。「ガシャーン。」
ふたを開けようとした子がふたを落とし、みんなはため息をついた。
講評 onopi
最後の段落自分の意見をつけくわえられました。調理実習でのユーモラスな話題を取り上げて楽しい作文が書けていると思います。
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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