国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   メロンパン   ロナウジーニョ2

「チーン。」
パンが焼けている。金曜日という平日の日に、市全体が祭りの日で休みなのだ。今日は、祭りがあるが祭りには行かないことにして、かわりにキッザニア甲子園に行った。ここは、子供だけがいろいろな将来の楽しそうな仕事ができるようになっている。また、キッザニア独自の通貨があり、たくさんためると、商品をデパート(高島屋)で買うことができるという仕組みになっている。このキッザニアに行ったものの、昼になり、お腹が「グーグー」なりだしたので、昼食がわりに、パン屋さんの仕事体験でメロンパンを作って食べようとしているところだ。今から二個目のパンを作りながら、メロンパンがどのようにしてつくられているか説明しよう。
 まず、クッキー生地(メロンパンのまわり)とイーストと小麦粉を混ぜ合わせた二種類の生地をつくる。このとき、キッザニアでパンづくりを教えてくれたシェフの人は、おもしろいイーストを使った実験をしてくれた。パンをふくらませるために、イーストがなぜ必要かがよくわかる実験だ。まず、イーストとさとう水を混ぜたもの五十ミリリットルを耐熱容器に入れてあたためた。すると、六倍以上にふくらみ、まるでビールのようになって泡がこぼれた。なんとなく気味が悪かった。この実験が終わると、クッキー生地をうすくのばしてパン生地をつつみこむ。そして、切り目をつけたらオーブンに入れる。
 そういえば、前にも、友達のいえでメロンパンをつくった。しかし、切り目をつけずに焼いたのでひびだらけ。友達は、よくばってイーストをたくさん入れて砂糖水も分量以上に入れたため、穴だらけで、オーブンパンパンの大きさまでふくらんでしまった。のびすぎたため、メロンパンのクッキー生地は、ぐちゃぐちゃになり、オーブンにへばりついてしまった。とるのに時間はかかったし、結局、中まで水分がとばずに、捨てなければならなかった。そんなことに、今回もなるか不安だった。二兎を追うものは一兎も得ずとはこのことだ。
 ぼくは、このパン作りの体験から、たくさんの人が頑張って働いてつくったものをそまつにしてはいけないということを実感し、一つの食料がどれだけ大切なことなのかがわかった。
「チーン。」

   講評   kou

 お仕事をただ体験するだけではなく、働くことの意味や価値まで実感できるとはすばらしいですね。先生も自分の子どもをキッザニアに連れて行きたいな。もし先生が子どもだったら、自分自身がお仕事体験したいくらいです(^^)。

 この一年よくがんばりましたね。4月からはいよいよ6年生、小学校の最終学年ですね。はりきっていきましょう(^^)/。

☆今回はじめてパソコンで清書を送ってくれましたね。一緒に読解問題の答えも入力できるのですよ。もちろん別途手書きのものを郵送してくれても全くかまいません。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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