対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
小1から作文力を上達させれば、これからの入試は有利になる。
志望校別の対応ができる受験作文。作文の専科教育で40年の実績。

昨日1990 今日1593 合計47282
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   失敗は成功のもと   カモミール

 創造は、それまであったものをいろいろ組み合わせて、そのできたいくつもの新しい組み合わせの中から、美しいもの、心に訴えるもの、正しく自然を説明できるものをえらびだし、世の中の人達がその価値をみとめたものである。だから、創造は、脳の中にふたつ以上のいろいろなことがらが同時に存在しなくてはならない。このような大脳の働きがつみあげられて、ダ・ヴィンチやモーツァルトやアインシュタインの創造を生み出したのだ。
 三年生の時初めてホットケーキを作ってみた。ホットケーキミックス、卵、牛乳を混ぜて生地を作るところまでは順調だった。しかし、その後フライパンに油をひかずに生地を流し入れてしまった。そのまま焼いたのでひっくり返した時にはフライパンに生地がこびりついて真っ黒焦げになっていた。その時はショックだったが、そのあと失敗した原因を説明書を見ながら探ってみると油をひかなかったことが原因であることが分かった。一週間後、失敗してしまったことを基にしておいしいホットケーキを作ることに再チャレンジしてみた。生地を作っている途中、普通のたこ焼きより揚げたたこ焼きの方が美味しいことを思い出した。そこで、ホットケーキも揚げてみようと思った。実際にやってみると、普通に焼くよりもあまくてふんわりしたホットケーキができあがった。そのホットケーキは、また、メレンゲのようでもあった。ホットケーキを揚げるという発想は、黒焦げになって失敗してしまったホットケーキの例があったからこそ思い浮かんだ創造なのだ。
 母は五年生の時に飼育栽培委員会でひまわりを育てたことがあったらしい。初めてだったので元気に育ててあげようという気持ちが強く朝も昼も夕方もたっぷりの水を毎日あげ続けた。そのひまわりは芽は出したものの、十本のうち五本がすぐに腐ってしまった。担当の先生にその理由を聞いてみると、水のやりすぎが原因であることが判明した。もうそんな失敗はしたくないと、一日にどれだけの水をあげたらいいかの印をつけたじょうろを作った。そのじょうろは、とてもいいと評判であった。このじょうろを作ることができたのも、ひまわりを腐らせてしまった失敗があったからこそできたものなのだ。
 「失敗は成功の素」これは、創造に深く関係しているとおもう。人は、失敗をするともう失敗はしたくないと思い、今まで以上に素晴らしいものを求める。それが、創造なのだ。また、創造は、自分の中での素晴らしいものが完成すればいいと思う。

   講評   utiwa

こんにちは、カモミールさん。
ホットケーキの話を清書として送ってくれました。大変よくできました。
卒業と入学、引っ越しなどが重なって忙しいと思いますが、身体に気をつけてくださいね。4月からはいよいよ中学生ですね。部活で遅くなるなど、指導時間を変更したい場合は、電話のときにでもお知らせください。


毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)