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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   料理記念日   ひよこ

「ジュー。」ぼくは、学校の家庭科で料理をしている。今日はぼくの初料理記念日だ。作るのは、野菜いためと目玉焼きだ。ぼくは野菜いため担当で、友達(女子2人と男子1人)と、さっそく作り始めた。まず、にんじん、ベーコン、キャベツなどを切った。そして最初にベーコンをフライパンに入れた。一旦取り出して、にんじんを入れた。なぜこの順番にしたかというと、ベーコンの風味がにんじんについてくれるからだ。そのあとキャベツを入れた。このときサクラえびも入れる。最後に、一旦取り出したベーコンともやしを入れていためた。友達と交代交代でいためたので、ひまなときは、目玉焼きの様子を見た。フライパンに卵のからを入れてしまうなどの失敗を少ししているようだが、「失敗は成功のもと」というので、今はしかたがないと心に言い聞かせた。
 このようなことは家でもあった。おばあちゃんが料理講習をするので、パエリアを何度も作っていた。毎日毎日ごはんがパエリアで、「味はどう?」と何度も聞かれた。別にまずくはなかった。というより、むしろおいしかったが、毎日毎日食べていたので食べ飽きていたのだ。最後には自分の納得できる味を出せたらしく、これも「失敗は成功のもと」だなと思った。
 ぼくたちの料理も成功に終わった。野菜いためも目玉焼きも、両方ともとてもおいしそうだった。食べる時に、じゃんけんをして量の多さなどを選んだ。ぼくはじゃんけんに負けて、量は少なかったが、味はとてもよかった。特に、野菜いためがよかった。なぜなら、野菜ぎらいのぼくがたくさん食べることができたからだ。他の班の料理を見たり、友達としゃべったりして、とても楽しい時間だった。
だが、この後、とてもつらい仕事が残っていた。それはかたづけだ。フライパンや皿、さいばしなどを、すべて洗わなければいけない。
「これふいて。」
「これもっていって。」
と、たくさん言われ、まるでぼくは、レストランの雑用係のようだった。特にフライパンは大変だった。油をしいたので、ヌルヌルがなかなか落ちなかったからだ。とても大変だったので、ぼくは終わったときに、「やっと終わったー。」と言ってしまった。
 ぼくが、この料理でわかったことは、いためすぎても、いためすぎなくてもだめで、適度なところで、止めるのが一番いいということ、卵を割るときに、からがボールなどに入らないように気をつけること、そしてなにより失敗は必ず後で成功になるということだ。
「ジュー。」今日も晩ごはんのいい音がした。

   講評   namito

 コンクール用に手直しできましたね。前回よりもぐっとよくなっていました。
 この調子で来月からもがんばりましょう!
 

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