対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   あの時のできたてクッキー   ふっくー

 カシャカシャカシャ・・・・・・泡だて器でかきまぜる音に混じって、甘い香りがただよってくる。私は、たまにクッキーを作る。混ぜてこねて焼くだけだし、とても美味しいのが出来上がるから、作ろうかな、と思ったときにすぐ作れるのだ。作る時は、いつも私と母が作る。
 まず、クッキーを作る時は、バターを溶かして、砂糖と混ぜ合わせる。その、バターと砂糖を混ぜ合わせたものが、とても美味しくて好きだ。母に、
「これ食べてもいい?」
と聞くが、
「ダメ!」
と言われる。混ぜ終わったら、次は卵とバニラエッセンスを入れて、よく混ぜる。バニラエッセンスの甘い香りがとてもいいので、ついたくさん入れてしまいそうになるけれど、二、三滴だけ入れる。入れすぎても駄目だからだ。そして、小麦粉をふるい、ゴムべらでサクッと混ぜる。この、サクッと混ぜるが難しい。今では、何とかできるようになっているが、昔はなかなかうまくできなかった。サクッと言うより、くしゃっという感じだった。練りすぎてしまうと、美味しくなくなってしまうから、いつも母に任せていた。毎回、
「こうやるんだよ」と教えられて、最近やっと覚えたのだから、料理って難しい。小麦粉がまざって、生地ができたら、次はクッキーの形を作る。適当に生地を手にのせて、軽くつぶすだけでもいいのだが、生地を好きな形にするのも、クッキー作りの楽しい所の一つだ。星形にしたりハート型にしたり雪だるま形にしたり、それぞれの自由だ。たまに
「このクッキーでかくない?!」
とか
「これはすごいこげてるよ!」
ということもあるけれど、それもまたおもしろい。生地をオーブンに入れる。そうするとまるで虫たちが花の香りに吸い寄せられるように、私たちもオーブンからただよう甘く香ばしい香りに引き寄せられる。オーブンの中をのぞくと、生地がふくらんでいるのがわかる。生地がふくらんでいくのを見ていると、ピピピピッと音がした。オーブンの音だ。オーブンの中から取り出して、一つ食べてみた。とてもおいしかった。このできたてのアツアツのクッキーを食べられるのは、作った人の特権だ。冷めたクッキーはサクッとしているけれど、できたてのクッキーはフワッとしていておいしかった。味はなんだかやさしい味で、心のこもっているような味だった。私は、小さい頃からよくクッキーを作っているから、こういう心のこもったクッキーが作れるのだと思う。
 私は、料理も「習うより慣れろ」で、たくさん経験をつんで、おいしいものが作れるようになるのだとわかった。

   講評   taimu

 今年度の課題は全て終了です。いつもふっくーちゃんの楽しい作文をわくわくしながら開封しています。次回は6年生の課題、新しい項目がでてきますが、ふっくーちゃんなら大丈夫。

●1週目の作文「書き出しの結び」がとても上手にできていたのですが、清書ではカットされているね……。編集できそうなら再度編集してみるといいよ。

         

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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