国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   たしかにブレーズ・パスカルは(感)   ドラエモン

 たしかにブレーズ・パスカルだったと思いますが、大体次のようなことを申しました。
— 病患は、キリスト教徒の自然の状態であると、と。つまり、いつまでも自分のどこかが痛むこと、言いかえれば中途半端で割り切れない存在である人間が己の有限性を染々と感じ、「原罪」の意識に悩んで、常に心に痛みを感じているのが、キリスト教徒の自然の姿だと申すわけなのでしょう。恐らく「狂気」とは、今述べたような自覚を持たない人間、あるいはこの自覚を忘れた人間の精神状態のことかもしれません。我々には、皆、少々気遣いめいたところがあり、うっかりしていると本物になるのだと、自分に言い聞かせていないと、えらい「狂気」に取りつかれる。また、そういうことを知らないでいると、いつのまにか「狂気」の愛人になっているものだ。人間には「狂気」というものが必要だ。
 その理由は二つある。その内の一つ目は、狂気と呼べるような集中力がなければ物事が成功しないからだ。去年の秋ぐらいに、学校で漢字テストをやった。ぼくは、その時先生の話を聞いていなかったので、漢字テストのことさえも知らなかった。朝、学校へ行って教室の中に入ると、数人が何かを練習していた。僕は目が悪いので何を書いているかわからなかったので放っておいた。国語の時間になった。先生が教室に入って来た時、紙をたくさん持っていた。僕は漢字テストの用紙という事も知らずに、ただのプリントかと思っていた。そうしたら、先生が
「十分後にテスト始めるよ〜。」と、言った。何のことかわからず友達に聞いてみたら、漢字テストがあると言われた。ぼくはノートを一枚破り、漢字をひたすら書いた。その後、テストをやり、そのテストが返ってきたら五十点中四十前半だった。狂気と呼べるような集中力で幹事を書いていたら案外いい点数を取れた。これからは、このようなことがないようにテストに備えていきたいと思う。
 二つ目の理由は、平凡な毎日では退屈してしまうからだ。この前のサッカー日本代表の東アジアサッカー選手権の時である。日本は韓国、中国、台湾と戦った。その時の解説者が、日本の好プレー、珍プレーがあると体を前に反り出して視聴者そっちのけで試合を見ている時があった。解説者はいつも試合にいいプレーがないと視聴者のためだけに解説していて、退屈であろう。たまには狂気が出てくるような試合もあるべきだ。また、プラモデルなどの組み立てる物をやっている時は早く作りたいという狂気だけだと思う。その時は楽しくても、作り終えたら狂気がなくなり退屈になってしまうことになるだろう。
 確かに冷静に判断することも大切だ。しかし、「行動するためには、多くのことに無知でなければならない。」という名言もあるように、何かを成し遂げるためには狂気も必要だと思う。たいてい勉強する時やる気だけ持っていても、他のことを考えてしまうと、なかなか前には戻せない。そういう時、狂気でやるしかないのである。今後からは狂気になった方がいい時、悪い時と見分けがつけるようにしたい。

   講評   inoko

 どらえもんくん、こんにちは。春休みも部活かな?
次回から新しい課題フォルダです。



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