国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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学説の移り変わり けん道少年
ダーウィンの息子のジョージ=ダーウィンが、太平洋は月が飛び出した跡だという説を立てた。この月の成因説は、ただの思いつきというわけではなくて、推論にいろいろな根拠があげられている。ウェゲナーという人が、世界地図を見ていたら、大陸が一つにまとまりそうだったから、大陸移動説を考え出した。自由な観察力や、考えから思いついたことから科学の進歩も生まれることもある。
月ができた原因は、昔は地球からできた、「ジャイアント・インパクト説」と思われていた。これはとてつもなく大きな隕石が初期の地球にぶつかり、破片が飛び散りその集まりが月になったという説である。いちおう、月からは地球の鉱物に似た物が発見されている。その他に、「兄弟説」がある。これは、まるで本当の兄弟のように、同じガスからできたという説である。さらに「他人説」これは、巨大な小惑星が地球の重力につかまって、そのまま月になってしまった。という説である。この二つの説(兄弟説と他人説)は、昔の人は考えもしなかった。ただそれまでの考えが有力であったため、このような考えが浮かばなかったのである。
昔、アリストテレスは、
「強制運動と自然落下は強調しない。」
と言った。(強制運動は無理やり動かした運動、自然落下は自然に落下すること)だから、物を上に投げたときは、カクっと折れて落ちてくると思われていた。しかし、実際はそんなことはなく、キレイな放物線を描いて飛んでいく。その時代はちゃんと観察しなかったためにそんな間違いが起きてしまったのだ。他にもアリストテレスは、
「振り子の振れ幅が違うと、一往復する時間も変わる。」
と言っていた。これも間違いで、ガリレオ・ガリレイがちゃんと直している。「アリストテレスは少しばかり間違いが多いが、彼は学問の天才だ。」とガリレオも言っていた。
今と昔では、科学の考え方が違ってきているということがわかった。いろいろな考えは、一度失敗があってこそ新しい考えにつながっていくので、ちがった視点から考えることが大事だと思った。
講評 kiri
こんにちは。今月もがんばりました。
四月からは新しい課題フォルダーになります。また新しい気持ちでがんばりましょう。
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