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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   変わる定説   けん

 月が出来た原因については、進化論で有名なダーウィンの息子の、ジョージ・ダーウィンという人が考え出した、月は地球の一部が千切れて飛び出して出来た物、という説を立てた。だが、こういった学説も、月ロケットで、人間がつきから石のサンプルなどを持ち帰ったり、ロケットの観測機が、火星や土星まで飛んで行って、情報を地球に送ってきたりすると、古い説では解釈がつかなくなってきたりして、また、いずれ新しい学説が誕生することになる。こういう事は、天文学、あるいは地学などに限らず、色々な科学の領域で起こっても不思議はないわけだ。そしてそこから新しい学説が発展し、それを元にしてまた優れた技術が誕生するといったことがこれからも続いていくはずだ。〈要約〉
 このように、もともとあった常識がガラリと入れ替わる、そのようなことが良くあるという事を聞く。                                                                                                                                      実際に、昨日まで○○だったのに、とか、
「地動説が正しいとNASAが発表しました」
とかいうニュースを見たことがあるわけではない。しかし、昔は○○だったんだよ、などと母や父からよく話を聞く。
 そのひとつに漢字の書き順がある。例えば、『上』という字。昔(といっても30年位前)は、短い棒が一画目、そして縦棒、最後に下の横線だったという。しかし最近では、中心線をしっかりと決めたほうがバランスがとりやすく、書きやすい、ということで、縦棒を一番最初に書いて、バランスをとってから、横棒を書いていくのだという。なんて分かっているように書いている僕も、昔の書き順で書いていた……他にも、この前、『馬』のか書き順が大昔(といっても祖母のころ)とぜんぜん違うことが分かった。当時は、これが書き順と決められてならったっ事も、今となっては全く違うということがあるのだな。10年後、今とどう書き順が変わっているか楽しみだ。
 まだ、理科の時間に太陽、月、地球などを勉強したわけではないし、あまり興味がないから、詳しくは分からないけれども、だいぶ昔、地球が宇宙の中心、と人類は考えていて『天動説』を誰もが当たり前と思っていた。だから、
「いや、動いているのは地球だ」
と、地動説を唱えた人が逮捕されて、処分されたという。結局、今は天動説を支持する人は極僅かだろうな。
 時代が変われば定説も変わる、新しい酒は新しい皮袋に盛れ、どんどん考えは変わって行くと分かった。だから、一つの考えにこだわり過ぎるのではなく、新しい考えも受け入れて行こうと思う。

   講評   inoko




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