国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   花粉よ、かかってこい   キノコ

「かゆいー」
と、兄と僕はおもいっきり目をかいた。春が来ると同時に、花粉が飛びまわる。僕の家族は全員花粉症だ。父が、
「かくまえに目を洗って目薬をしろ」
と僕を洗面所に連れて行った。洗ったら、少しかゆみが止まった。そして、僕は目薬をさした。
「ふうー、少しおさまった」
と安心した。
部屋で本を読んでいたら、またかゆくなった。
「あー、もういやだ」
といらいらして、目をすごい力でかいた。そしてリビングに行って、鏡で僕の目を見ると、まるでりんごのように赤くなっていた。
「わぁっ」
とおどろいた。かかなければよかったと後かいした。
 母がそうじ機をかける時、窓を開けた。父が
「花粉が入ってくるぞ」
とひきだしを開けて、サングラスとマスクを取った。そのサングラスとマスクをつけた。なるほど、と思った。兄を見るとマスクとゴーグルをつけていた。
「ははっ」
と笑った。おもしろかったが、春はいやだなぁとずっと思っていた。僕たちにとって、花粉は悪魔のような存在だ。
 友達と公園で遊んだとき、チョウが二羽いっしょに飛んでいた。友達が
「春だねー」
とねっころがった。僕は、
「花粉だねー」
とねっころがった。その時のチョウは、天使のようだった。サクラの花も五輪ほど咲いていた。おいしいもものような色で、とてもきれいだった。
 僕は、家に帰って、兄を見た。あいかわらず、目をこすっていた。花粉症と僕たちの戦いはまだ始まったばかりだ、花粉症なんかに負けてたまるか、と思った。

   講評   kiri



 こんにちは。今月もがんばりました。
 
 四月からは新しい課題フォルダーになります。また新しい気持ちでがんばりましょう。

           

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