対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   料理をしたこと   はねペン

「やったー。試食タイムだ。」
と何人かわたしのクラスの人がさわいだ。わたしは学校でエジプトの食べ物のレポートをして、みんなにパレスブレッドというエジプトのおやつを作っていった。わたしはこうやっておかしなどを作るのが大好きだ。
 レポートを聞いている人がレシピの説明だけだとつまらないだろうと思って、家で実物を作ってきた。「百聞は一見にしかず」、クラスメイトは一回パレスブレッドを食べることによって、それがどんな物なのかをよく理解できたと思う。何回も説明するよりは、先生もわたしの言いたいことがわかったはずだ。
 パレスブレッドの材料は、パンとバターとはちみつだ。パンの耳を切り落として、残りの部分を小さく切る。切ったパンをバターとはちみつで一緒にグツグツ弱火で煮る。パンの形がなくなって、バターとはちみつがしみこんだら火を止める。小さい四角に切って食べてもいい。学校にこれをもっていったら、みんながおいしいと言ってお代わりをほしがる人までいた。でもこのパレスブレッドは大量のバターとはちみつを使っているので、わたしはたくさん食べる気にはなれなかった。一つぐらいはとてもおいしかったけれど……。
 学校でも料理を作ることがある。料理を作る特別なクラスをわたしの学校では「ホームエコノミー」という。そのクラスでクッキーを作ったことがある。グループに分かれて、先生が手伝いながらやった。チョコクッキーにするために、生地に板チョコを割ったかけらを入れた。ここでもうわたしのグループの人はつまみ食いを始めた。ここがクッキー作りで一番楽しかったと思う。チョコを入れた後、みんなが思い思いの形にクッキーの生地を切ってオーブンの中に入れた。だんだんと香ばしいにおいがしてきて、わたしはクッキーが焼きあがるのを楽しみにしていた。
「クッキーが割れていないといいなあ。早くたべたいよお。」
と心配そうにガラスをのぞきこむ人もいた。
「チリーン、リーン、リーン」
オーブンのベルが軽やかになった。みんなはオーブンの所へ走って、先生がクッキーを出してくれるのを待っていた。焼きあがったクッキーはきつね色で、チョコが半分とけていてとてもおいしかった。でもわたしは、クッキーは焼かなくても生地自体がおいしいのだとつまみ食いで思った。
 今も家でアイスクリームのデコレーションにソースやチョコをのせたりする。レシピはないけれど、いつも新しい物ができる。おかしなどを作ると、最後に自分が食べられるから楽しいのだということがわかった。
 「やったー。試食タイムだ。」
今日の料理もおいしいといいな。

   講評   onopi

 食べ物を作るのは楽しいですね。その楽しさをよくわかっているのだと思います。いい仕上がりの作文です。
 

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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