国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   よし!   よっしー

「よし!」
全員ピラミッド、略して全ピラが決まった瞬間、思わず「ニヤッ」と笑った。運動会の目玉、組体操の時の話だ。練習では、うまくいかない事が何回もあった。全ピラでは、一人でもバランスをくずすと、みんなが、倒れてしまう。みんなの心が一つにならないとできない神技なのだ。そもそも、人の上に人が乗るのは、とても大変な事だ。それを、三段にするのは、もっと大変で、体重に合わせて、
何回も位置を変えたりした。
 「次は、六年生による、組体操です。いままで、辛い練習を何度も何度もして、とうとうこの日が来ました。これが、六年生にとって、最後の運動会。大きな拍手を送りましょう。」
鬼のようなアナウンスだ。これは僕たち六年生にとっては、鬼なのだ。こんなに期待がかかると、こっちが困る。失敗したらどうしよう。考える必要のない事を考えてしまう。まず、最初に肩車
「ドコドン!」
「うっ。」
「とっと。」
ひとまず成功。ほっと一息つきたい所だが、太鼓は待ってはくれない。
「ドコドン!」
足が痛くなってきた。そして雨がふりだす。まさに弱り目に祟り目だ。でも、雨のも負けず風にも負けずにがんばった。そして、成功した。
「雨に濡れながらもがんばった六年生に大きな拍手を送りましょう。」
寒気がした。だがそれは、雨のせいではなく、何か別のもののようにおもえた。
 「また失敗だ。」
全ぴらが、うまくいかない。休み時間を削り、がんばるのだが、なかなかうまくいかない。ある日、初めて成功した。油断したのか、次の日の練習に来る人は減った。そして、休み時間ではなく、学校の授業としての練習。結果見事に大失敗。これをバネにみんな練習にくるようになった。そして連続して、成功できるようになり、本番では、大成功した。
 努力は、人にとって大切な事だと思う。努力があるから成功があり、努力があるから、失敗があるのだと思う。努力は決して無駄になる事はない。継続は力なり。継続して努力をする事により結果が実る。そして、話にもあったように、油断大敵だ。油断して継続している努力を、やめてしまうと、結果は実らないぼくは、これからどんな事でも油断して努力を捨てるような事はしないようにしたい。ぼくだけでなく、人にとってもそれは大切だ。継続して、油断してもそれを取り返し、また油断しないで努力をした者だけが、
「よし!」
と言う事が初めて許される。もし、努力していない者が
「よし!」
といっても、それは本当の「よし!」ではないのだ。そして、ぼくはまた、「ニヤッ」と笑った。

   講評   yuta

 新しい学年のスタートです。はりきっていきましょう(^0^)
       

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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