創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   がんばることについて   きそさ

「合格です。」
その言葉をきいたしゅん間、ぼくはうれしくて飛び上がるほどだった。
ぼくは三年ほど前からスキーをやり始めた。はじめは上手くすべれなかった。
だからぼくは、スキーをする時は、スキー教室で先生に教えてもらったり、一人でゆるやかなコースですべったりしてがんばって練習した。
ぼくは一シーズンのほとんどは福島県にあるスキー場まですべりに行っている。
ぼくの住んでいる所は宮城県なので、そこのスキー場まで車で3時間ほどかかる。でもそこのスキー場の雪質はサラサラとしていてスキーに向いているそうだ。スキーは風を切る感じがとてもいい。特にゲレンデの上から下まで一気にすべりおりた時の達成感が、ぼくは気に入っている。
 二年前、ぼくはいつものスキー場へ行くと、そこの看板にはスキー検定の検定内容や合格賞品のことが書いてあった。ぼくは自分がどのくらいのスキーのテクニックがあるのか知りたくて、スキー検定にちょう戦してみたくなった。
そのためにはもっとスキーが上手にならなくていけないと思い、スキー教室に入った。集合場所へ行くと、そこには子どもが大勢いて、先生も数人いた。
すると先生の内の一人がぼくに近よってきて、
「今日はがんばろう。」
と言った。ぼくもスキー検定のためがんばりたいと思った。
その後外へ出て、いくつかのグループに分かれた。一つのグループにつき先生が一人いて、子どもが複数いた。ぼくたちのグループは準備運動をしてスキー板をつけた。いよいよすべる時だ。ぼくはうれしくてしかたがなかった。ぼく達はリフトに乗って山の上の方へと行った。とう着すると一人一人すべった。そして先生が、どのようにすべればいいのかなどスキーのこつを教えてくれた。
ぼくはそのことをしっかり聞いた。このことをスキー検定をする時にも覚えておけば、スキーがより上手になり、合格へ近づくと思った。
スキー教室での練習が終わり、全員が帰って行った。ぼくは先生に、
「スキー検定を受けたいですけど、今できますか。」
ときいた。すると、
「今からできるからスキー板をつけに行こう。」
と言われたので、ぼくはすぐに板をつけた。
その後リフトに乗りまた山の上へと行った。ぼくはスキー教室では一生けん命練習したから大じょう夫と自分に言い聞かせた。先生は、
「先生がすべった通りにすべって。」
と言った後、すべっていってしまった。
ぼくは先生がすべり終わった後、少しどきどきしながらすべった。
検定が終わると、ぼくは父と母や妹の所へ行き結果を待った。
すると先生がやって来た。
先生が、
「結果は、合格です。」
と言ったので、ぼくは飛び上がるほどうれしかった。
それからぼくは先生からイエローバッチをもらった。バッチは六つあり、一番上のゴールドバッチをいつかとってるぞとぼくは思った。
 母もスキーでがんばったことがあるそうだ。母は小学校三年に転校して青森県に行った。そこでは冬になるとブルトーザーが校庭に来て大きな雪山を作ってそこでスキーの授業をする。母は急な斜面をすべるのがこわかったが、がんばってすべっているうちにうまくすべれるようになった。母は、がんばれば人はできるようになるものだと思ったそうだ。ぼくもさまざまなことをがんばりたいと思う。
 がんばることは人間にとって苦しいものだが、努力は天才にまさる、ということわざがあるようにがんばるといいことが起きるものだ。
ぼくはこれからもがんばって、
「合格です。」
などと言われたい

   講評   suzuyo

第1段落
 書き出しの工夫ができました。今回の作文の中心となるエピソードについても、上手に説明できています。今後の展開を期待させる第1段落になりましたね。
第2段落 
 スキー検定に至るまでを順序良くわかりやすく説明できています。気持ちや会話、思ったことを交えながら表現力豊かに書けています。
第3段落
 お母さんから聞いた話で、話題を広げることができました。聞いた話を受け、思ったことも書けていてとても良いですね。
第4段落
 ことわざを引用し、大きく捉えたまとめをすることができました。書き出しの結びによって、作文全体にまとまりが出ています。


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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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