創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   自然   しちみ

 昔の道には、いろいろなものがあった。しゃれた石、虫の死がい、雑草の可憐な花、ラムネびんの破片、石炭のかけら、鳥の羽。そんなものにいちいち気をとめながら、ゆっくりと子供は楽しみながら歩くのだった。舗装された道にはそんな、手にとりたいようなものは何もないのだ。もちろん舗装された道もときには大切である。だが、道が一番道らしいのは、人間のくらしをあたたかに支え、いろいろなものを発見することのできるふみしめられた道である。この事だけは忘れてはならないのだ。
 私は小さいころ、よくお花見に行くとそこの公園で遊んでいた。あれは一年生のころだったと思うが、その日のお花見は、雨あがりだったので少しじめじめしていた。その土の上にしきものをしいて座ると、「ぐしょっ」という感じがした。まだ一年生だった私はそれをとても面白く感じ、ご飯を食べた後、いつものように走り回っては遊ばず、ただその地面をぐしょぐしょとふみながら歩いて遊んだ。地面をふむたびに、「ぐしょっ」という音がして、くつが地面にめりこんでいくのが楽しくて、帰るまでそうして遊んだ。そのためくつはぐちゃぐちゃになり、公園は足跡だらけになったが、帰るときまた雨あがりに来たい、と思った。
 お花見ではないのだが、春に「健康の森」という、木のアスレチックがあったり、池があったり、とにかく自然がいっぱいあるところへ行った。健康の森についてすぐ、お昼ご飯を食べることになり、池のすぐ近くの草や雑草が生えている所へ行った。そこでは木のいすと机があって、そこにすわって食べた後、草や雑草が生えている、しばふのようなところで遊んだ。始めは大きい虫にいちいちびくびくしていたのだが、だんだんとなれてきて、しばふの上に大の字になってねころんでみた。少しチクチクして、花が肌にあたってくすぐったい。そよ風が吹き、ぽかぽかして、とても気持ちが良かった。もう少しねころがっていたら寝てしまいそうなくらい気持ちが良かった。その後、母にシロツメグサのかんむりの作り方を教えてもらったり、四葉のクローバーを探したり、いろいろな遊びをした。シロツメグサのかんむりは、さわるととてもやわらかく、かぶってみるとやわらかい感しょくが肌に当たり、とてもやさしい感じがした。私はこのような遊びをして、「気持ちがいい」と感じただけでなく、生き物は自然に生かされているんだなぁと思った。
 人にとって自然とは、楽しませてくれる大切な存在である。楽しませてくれるだけでなく、生き物を生かしている。最近自然はかいが問題になり、ハイブリットカーができたりレジぶくろのさくげんを心がけたりしているので、どんどんそういうエコ活動を広げていきたいと思う。そして、こわされた自然を取りもどしたいと思う。

   講評   onopi

 最後に自分の考えたことがしっかりと書けていました。よく書けています。
 

 

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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