低学年から学力の基礎を作る
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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狂気の必要性 ピプリー
わたし主題 要約 体験実例 たとえだじゃれ表現 わかったこと 常体で書く 題材 書き出しの工夫 構成。
まず、人間に「狂気」がないと奮発することができないからだ。常に冷静で、同じような雰囲気で物事をしていたらいつまでも同じだけのペースでしか進歩しない。具体例であげてみるとする。勉強をするとき、いつも通りの勉強をしていればいつもと同じようにしか学習することができない。もし、受験生であったにも関わらず、いつもの気持ちで勉強をしていれば集中力も途切れ、なかなか勉強に打ち込むことができないだろう。受験勉強でもいつもはテレビを見ていたからといって休んでしまうと勉強する時間が減少してしまう。そのため、「いつも通り」では今の自分から抜け出せないのだと思った。私の友達も、いつも通りの生活をして、いつも通りの時間に勉強をしてばっかりでいたらテスト内容があまり分からず、もっと奮闘し勉強に入魂していれば・・・と後悔をしていた。結果、狂気というものを無くして通常通りに物事をすると「通常通りのときと同じ結果」となってしまうと分かった。
また、第二の理由は狂気があると物事を成し遂げることができるからだ。データでは、男女ともに10代のストレス解消法は1位がカラオケである。どちらの性も15パーセント越えしていた。これは、カラオケでたまには思いっきり狂気に声を出すことが人間には必要であるということの象徴なのではないかと思われる。次に、私はこんな体験実例がある。ある春・・・私はあと一週間でピアノの発表会だった。しかし、そんな私には今だ不得意とする部分があったのだ。その部分になると異音を弾いてしまい、見せ所で情けなくなってしまう状況。もうその一部分は諦めかけていたのだった。しかし、同時期に姉の定期テストが待ち受けていた。姉の定期テストまでその時残り五日だった。その時の姉はとても集中していて、気が狂ったかの様に勉強をして苦手部分を次々と克服していっていた。そして母に、
「お姉ちゃん、気が狂ったかのように勉強しているね。」
不安げに眉をしかめながら言うと、母が言った。
「それが狂気っていうの。狂気があると、そのことについて熱心に取り組めるの。」
優しく微笑みながら教えてくれた。そう・・・その時姉は狂気だったのだ。そして私も、狂気にピアノを弾き始め、何とか克服できた。残念ながら本番、違う箇所を間違えてしまったが、とても華麗に弾け大満足な私であった。思えばあのとき、狂気というものを発見して、自分の性格をいかに活用できるか、を学べたのだ。
確かに、時には冷静さも必要である。物事をしっかりと区別、判断していくことが大切だ。もし、選択肢を誤れば大惨事になることもある。しかし、「子供は大人を小さくしたものではなく、それ独自の価値をもっている。」という名言がある。その名言のように、狂気とは「通常」とは異なり、時にそうなることでの価値があるのだと私は考える。だから、人々にも「狂気」は必要性があるのではないかと私は思う。
講評 yuta
新しい学年のスタートです。はりきっていきましょう(^0^)
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