創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   チャレンジ記念日   すみれ♪

 「待ちに待った新校舎での生活がスタートしました。」
静まりかえった聴衆の中で、私は静かに作文を読み始めた。私の小学校は一月に新校舎が完成し、私は、新校舎完成記念式典に児童代表として出席した。そこで、喜びの言葉として作文を言った。先生に「やってみないか。」と、この話をもちかけられた時、一瞬私にできるのだろうか、と迷ったけれど、挑戦したいという思いが強かったのですぐに「はい。」と、返事をした。家に帰ってすぐ宿題のことは忘れ、原稿作りに取り掛かった。言葉の森の先生方にも協力してもらいなんとか三日で仕上げることができた。その後、当日もで何回も家で原稿を読んだ。そして本番当日。自分のことで頭がいっぱいで他の人の話は耳に入ってこない。頭の中が真っ白になった。自分の番になった時、心臓がまるでたいこの音のようにドンドンと鳴り始めた。結局、祝辞の言葉は成功に終わった。参加してくださった人たちにもほめられ、とてもうれしかった。でも今までチャレンジした自分、努力して練習をがんばった自分がいたからこそ今の自分がいるのだと思う。私は改めて努力の大切さを知った。また、挑戦する強い心の大事さも知ることができた。
 もう一つがんばった経験がある。それは、六年生を送る会で児童会長として五年生に、委員会の仕事を引き継いだことだ。すべての委員会の委員長の代表として引き継ぎのお祝いの言葉を言うことにもなったのでますますプレッシャーがかかり、緊張が高まってきた。しかし、代表として責任を持ってがんばろうと思い、必死になって言葉を考えた。今回はだれの力も借りないで自分自身の力一筋で考えた。一人ということでとても苦労した面もあったけれど、できた時はうれしかった。この言葉も、当日のために毎日家で練習をした。本番当日は前より上手に言えてとてもほっとした。また、とても達成感があり、がんばることは責任を持ってやらないといけないんだなと思った。今回の体験をスタートラインとしてこれからも、責任を持ってがんばっていきたい。先がわからなくて不安でも、まずは実行、つまりチャレンジしていきたい。この二つの経験は、私が挑戦して努力したチャレンジ記念日だ。
 人間にとってがんばるということは、次の自分に自信を与えてくれるものだと思う。そして、がんばり、努力したあとには達成感や目標を乗りこえたうれしさが味わえると思う。だから私はがんばって何も損はないと思う。というより、がんばることは私たちに自信や達成感を与えてくれるので、とても得だと思う。私は、これからもいろいろな困難に出会っていくと思う。そんな時、がんばる気持ちを忘れずに、自信を持って一つずつかべを乗りこえていきたい。また、チャレンジ記念日がどんどん増えていくようにがんばりたい。
 「私たちも校舎に負けないくらい、心がピカピカな若木っ子になって卒業したいです。」
読み終わると同時に、拍手が響き渡った。

   講評   mae

 いい作文にしあがりましたね。


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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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