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　　　えん筆交かん記念日　　　MANCHESTER　UNITED

　ぼくの記念日は、大好きな女の子とえん筆を交かんした日です。どういうふうにえん筆を交かんしたかというと、大好きな女の子とクラスメイトがえん筆を交かんしていたので、
「ぼくも交かんして。」
と言うと、二人がえん筆を先にくれたので、つぎの日の朝、ぼくはえん筆を二人にわたしました。だけど、一人はそのえん筆を気に入ってくれなかったので、
「また、明日持ってくる。」
と約束しました。翌日、ぼくが一番好きなえん筆を持っていきました。前日、えん筆を気に入ってくれなかった女の子の近くに行って、
「えん筆持ってきたで　筆箱持ってきて。」
といってローカで待っていたら、えん筆を気に入ってくれなかった女の子が来たので新しいえん筆をわたしました。そのあとに、筆箱の中でえん筆を見せ合いっこしていたところをクラスメイトに、
「あの二人　筆箱の中に何か隠している。」
と先生に告げ口されて、
「筆箱を持って来なさい。」
言われました。そこで、おそるおそる筆箱をみせました。でも、筆箱には交かんしたえん筆は、筆箱の中にありませんでした。なぜ、ないかというと交かんしたあとに後ろのロッカーにかくしといたからです。このえん筆はで世界に一本だけのえん筆なので、大切に保管してあります。だれにも見せたことがありません。この日は生まれてからの中で一番うれしい日でもあるし、一番どきどきした日でもあります。
　ぼくはこの日のことを「えん筆交かん記念日」と、呼んでいます。

　　　講評　　　hira

新しく書きたい内容を考え出して、チャレンジしてしまうところがすごいね。 MANCHESTER　UNITED くんはパワーがあるなあ。内容もメリハリがあって面白い。どういうことかというと、一番どきどきした、見つかりそうな場面を会話を用いてくわしく書けているからだ。書くべき所を頭の中でうまくつなぎ合わせて、書けるのがすばらしい。構成力があるし、内容もとってもよかった。このえんぴつを隠（かく）す技も MANCHESTER　UNITED くんの頭の良さだよね（笑）。
※送信していただいたのを見落としていて、評が遅れてすみませんでした。題材、的を絞った話の展開力など、なかなかこういう内容はかけるものではないなあと感心しています。