小１から作文力を上達させれば、これからの入試は有利になる。 志望校別の対応ができる受験作文。作文の専科教育で４０年の実績。 ▶ 個別指導のオンライン作文

昨日1990 今日1680 合計47369□

　　　狂気とは・・・　　　フラワ

　「狂気」ともいえるほどのまとまった力がエネルギーを極限まで拡大し、偉大な事業を成しとげる場合がある。私は、人には狂気とよべるほどの集中力が必要だと思う。
　第一の理由は、狂気とよべるような集中力がなにかを達成するのに大切な要素となるからだ。私は、先月学校で行われた定期テストで初めて再試の対象者となり、とても悔しかった。私の中学では、定期テストの結果が六十点以下だと再試の対象者となってしまうのだ。テスト返却前は、今まで再試になった事がないので、そこまで悪い点まではないと思い、タカをくくっていた。ところが、結果を見て、がくぜんとなり、倒れそうになってしまった。再試について先生から説明があり、いつもにぎやかな友達も青ざめた表情で、先生の話に聞き入った。家に帰ると、私は本気で勉強しないと、大変なことになると思い、死にものぐるいで勉強した。テスト直しから始まり、集中していたため、時間がたつのがあっという間でこんな気持ちになったのは、初めてだった。テスト前に自分で勉強した時は、ここまでのめり込んで出来なかったが、今回の再試のおかげで、私は自分の中の本気を見つけることができた。自分の中にある炎を感じ、今度こそという強い気持ちが心の底からわいてきた。先生や父や母から、助言はあったが、自分では素直にその言葉を受け留められず、軽く考えていた自分がなさけなくなったが、自分の最大の力を発揮できるよう、次回のテストに臨み、最高の結果を出したい。
　第二の理由は、平凡な毎日では退屈してしまうからだ。私はこの頃、一生懸命に努力したテストや部活の大会後には、友達とカラオケに行く。みんなも、それを楽しみにしているため、厳しい練習や長時間の学習に耐え、一つの行事を乗り越える。毎回ストレス発散となり、私にとってもなくてはならない、節目の行事になっている。このカラオケは、二〇〇八年度の調査によると、全国のカラオケの参加者は、約六〇万人、またカラオケボックスのルーム数は、約十二万八六〇〇ルームとなっている。つまり、全国の人々がカラオケを楽しみ、娯楽になっている。カラオケをすることでストレス発散ができ、結果、スイッチの切り替えができる。このことから考えても、生活の中に刺激があるのは大切なのだと思う。
　確かに、冷静さも必要な時がある。しかし、行動するためには、多くのことに無知でなければならない、という名言もあるように、何かを達成するためには、狂気とよばれるほどの集中力も必要であり、時にはハメをはずすぐらい遊んでもいいのだ。私たちは機械ではないのだから、気分をリセットすることによって、パワーを最大限に引き伸ばす能力を持っている。集中をいかに高められるかは、いかに上手に自分の気持ちを切り替えられるかにかかっている。

　　　講評　　　onopi

　自分の体験やデータを生かしながら意見文が書けています。
うまくまとめられましたね。