低学年から学力の基礎を作る
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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長所と短所 ゆうたん
人にはそれぞれ長所と短所がある。短所はたくさん出てくるのだが、長所は自分では考えにくいところがある。「私って長所ない」と言う人がいるが、そんなことは無いと思う。どんなに短所が多くても、必ず1つは長所がある。私にも、長所と短所がそれぞれある。
確かに、長所を伸ばすことは大切だ。私の得意な教科は国語だ。私は以前、テスト前に得意教科を伸ばすか、苦手教科を重点的にやるか、考えたことがある。私は数学が苦手だから、なかなか数学を後回しにしてしまいがちだった。やろうと思っても集中できないから、国語をもっと伸ばそう、と決めた。そして、いつもよりもたくさん漢字練習をたくさんやるようにすると、漢字小テストで満点が取れるようになった。少しずつ達成感が味わえるようになり、数学にも挑戦することができた。その結果、国語がいつもよりも良い点が取れ、数学も悪くない点数がとれた。
しかし、短所を直すことも大切だ。私の短所は、忘れものが多いことだ。家では、物を片付けるのを忘れて出したままにしたり、何か新しいことをやると前にやっていたものをすっかり忘れてしまう。それはよく母にも注意されることだ。先日も、箸を学校に持って行こうとバッグに入れるつもりが、その日の時間割をそろえていないことに気がついて、椅子の上に箸を置いてしまった。そして学校に持っていくのを忘れてしまい、大変だった。そのようなことはとても困るので、早くこの短所を直したい。
長所を伸ばすことも短所を直すことも、必要なことだ。しかし、最も大切なことは自分自身が成長したいと思う心だと思う。そのような心を大切にしていきたいと思う。
講評 onopi
学校でも先輩と後輩を持つ学年となりました。新学期になって気持ちの切り替えができていることだと思います。
自分の長所と短所について考えて、長所を伸ばすことの意味、短所を直すことの意味をそれぞれ意見としてあげてくれています。またその下支えとなる実例も書けましたね。最後の段落ではそれらの意見を総合化してより深いところでまとめることができました。全体的な流れをきちんとつかめているようです。
最後の「意見の総合化」は難しく感じるかもしれませんが、こういう取り組みをすることでより思考を深めることができます。じっくり取り組むつもりですから、あせらずやっていきましょう。
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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