創造と発表の新しい学力
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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トウ・シューズ記念日 いちごちゃん
「ねえママ。作文『一輪車記念日』だったけど、トウ・シューズ記念日にする。いいでしょ。ね。」
「うん。いいよ。」
実は、私が書くトウ・シューズ記念日は出来たてほやほやのほっかほか。だって昨日おきた記念日だから。では、そのことをお話しましょう。はじまりまじまり。
「いちごちゃん、どうでしたか。」
「あんがいかんたんに立てて、けっこう立てました。」
そう、トウ・シューズけっこうむつかしそうに見えるけれど、かんたんなんです。でも、まだ初めてでなれていないので、つま先がすごくいたかったです。
お母さんも小さいころバレエをならっていたのですが、小学校三年生位の時にやめちゃったそうです。私は、初めてトウ・シューズをもらって、はいて、歩いて、立って、つま先で立って、つま先で歩いた時は不思議な気持ちで何にも思いませんでした。何にもこうふんせず ぼーぉっとした感じでした。歩けた時は
「はっ」
と、していましたが。ほかはあんまり何も思いませんでした。不思議でしょ。自分でもよくわからないんです。
かがみにうつっている、トウ・シューズをはいてつま先立ちしている私はまるでうちゅう人がヘラヘラしているような、たこおどりのヘラヘラになっていました。
そんなうれしいことや、ちょっとよくわからないことがあって、私がすこーぉし。ほんの少しこうふんしたトウ・シューズ記念日でした。
講評 hira
「一輪車記念日」が「トゥシューズ記念日」に早速変更(へんこう)してしまうところがすごいね。たまたまもあるのかもしれませんが、いちごちゃんがぐんぐん成長しているから、日々記念日がたくさんになるのだろうなあ! 変更したことも上手く作文に取り込めてしまうやわらかさがいちごちゃんのみりょくだなあと改めて思いましたよ。
私はトゥシューズではたてないのですが、長く練習していてふっと立てるしゅんかんは不思議だけれどあまりおどろくような感じではないのですね。日々の練習の流れにたまたま立てるしゅんかんがあったというような感じなのかな。
「まるでうちゅう人がヘラヘラ」には笑ってしまいました。なれないからちょっとうちゅう人みたいだったのかな。記念日をいちごちゃんらしく、出来たときのうれしようなあたりまえのような不思議なニュアンスを上手く書き出せているところがさすがだと思いました!
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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