低学年から学力の基礎を作る
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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心、疑問を持つことの大切さ おとめ
現代の社会は、物質的なことが優先され、人間の心は二の次に考えられている。例えば、お金持ちの人が仕事優先で子どもに大量のこづかいだけ後はそのままなどがある。心というものを軽視した今日の社会は問題だ。ではその原因は何だろうか。
第一に考えられる原因は、日本が戦後のモノ不足の時代から急速に立ち直ろうとしたという社会的な背景が挙げられる。例えば、母が子どもの頃はテレビがなかったという。携帯電話やゲーム機などももちろんなく携帯電話はこの十何年の間で驚くほどに進化をしている。
第二の原因としては、資本主義の世界では金銭的に換算される価値が優先されるという社会的な背景が挙げられる。例えば私の友達も公務員になりたいと言っていたし、私の母も私の祖父母から医者か弁護士になれと言われて今の仕事を目指すことにしたらしい。
確かに、物質的な豊かさは人間生活の基礎としては重要である。しかし、外見的には裕福で幸福に見えても心が貧困のようになっているのは問題だ。家とは、外から見るためのものではなく、中で住むためのものである、という名言があるように見た目だけでなく見えない部分も大切なのである。
講評 kamo
新しい課題の最初の作文を、しっかり仕上げて送ってくれました。社会問題の主題と、その複数の原因という書き方だね。難しいけれど、普段からよく物事を見て考えているおとめさんだから、大丈夫だと思います。また頑張って進めていこうね。
<構成>
今回は、要約がないので、「初めに状況実例を」ということだったね。必要最低限のことは書けています。^^;
それから、複数の原因を書く組み立てもしっかりできました。
<題材>
体験実例を入れるということで、友達の話、ご両親の話を入れてくれたね。もう少し詳しく字数を伸ばしてくれるとさらにいいです。(笑)
<表現>
名言の引用ができました。高校生なので、自作名言の方がベターだけれど、とりあえず、今回はピッタリの名言がうまく使えたね。
<主題>
反対理解を入れ、結びでもうまく主題をまとめられました。いい書き方でした。
またこの調子で進めていきましょう!
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