国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   私の目標   みゆあ

 中2になるプレッシャーは色々あるが、中1の最後に決めた「中2の目標」もその一つだ。中1の最後の学活で「友達分析」というのをやって、その結果を見て中2の目標を立てる、というのがあった。私は人から見て責任感がないのが一際目立った。それは自分でも自覚していた。だから中2になったら責任感を持つ、という極めて単純に目標が決まった。例えば縦割り班の掃除の班長では、低学年をまとめてきぱきと指示を出し時間内に掃除を終わらせなければならない。そうするにはやっぱり責任感を持ち班をまとめていかなければならない。高学年になり、行事などでも責任を持たねばならないことが増えていく。だから今年は責任感を持って過ごしたいと思う。
 責任感を持つ理由は、二つある。一つ目は、だんだん自分たちが学校の行事をまとまる役に回っていくからだ。とくに、体育祭・修学旅行・ボスポラス祭などだ。体育祭は小1から中3までが一致団結して闘う。その中で責任を果たすことは大切になってくる。応援は高学年が率先してしなければ盛り上がらないし、係の仕事も重要だ。修学旅行は、学校の児童生徒数が少ないので小5から中3までが行けることになっている。そこではたぶん来年私は、行動班長、部屋長、係長をすることになると思う。だから責任を持たなければやっていけない。ボスポラス祭とは文化祭のことだが、係の仕事や自分たちの出し物の役を果たさなければならない。そこでもやはり責任感を感じることは必要だ。このように中2になればたくさんの仕事が待っている。
 その理由の二つ目は、責任感を持つことは大人になってからも必要になってくるからだ。大人になり、社会に出て仕事をするようになっても、責任感を持ち役割を果たしていかなければならない。大人になってからはなかなか身に付かないことでも、子供のころから努力していればきっと身に付く。だから子供のうちから責任感を身につけておくべきだと思う。学校は社会の練習だと聞いたことがあるが、社会に出て困らぬようにたくさんの知識と常識を身につけておく必要がある。私はもうあっという間に受験生になることだし、今のうちに足りない部分を補っていこうと思う。
 確かに、責任感だけでは社会に出ても通用しないし、責任感ばかりを持ってほかの人に従わないのもいけないと思う。しかし、「自分の心のうちに持っていないものは何一つ自分の財産ではない」という名言があるように、自分のこころ、身の中に、責任感を持ち、そして責任を果たすということをしてからはじめて、責任感を持つということが自分の財産になる。そしてその財産はいつまでも自分の財産である。だから、子供のうちにできることを自分で身につけ、早めのうちに自分の財産にしておくことが将来の自分のためになると思う。だから私は今、「責任感を持つ」ということを身につけようと目標を立て、進学という機会に努力し始めようとしている。

   講評   ogi


 みゆあちゃん、こんにちは。中2のはじめての作文、とてもじょうずに書けました。

 「責任感を持つ」という高学年らしい目標を立てました。分析の結果をうまく生かした目標になって良かったですね。
 そのような目標を立てた理由を二つ、現在と未来とに分けて挙げることができました。学校でトップに立つ経験が、のちの社会でも役に立つことと思います。つらいことや大変なことにぶつかることもあるでしょうが、がんばってください。
 反対意見への理解も、とてもじょうずにできましたね。名言の見つけ方も入れ方も、完璧です。目標を達成して、すてきな1年になるといいですね!

     

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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